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イタリアよりCECCHI DE ROSSIのKEY CASE 岡山 CASANOVA&Co.







イタリアより届いたCECCHI DE ROSSI




今回のデリバリー分もイタリアらしいというか、チェッキデロッシらしいすごく良いものが届いています。




今回は、ハンドバッグと小振りのショルダーのようなベルトバッグ、そして、キーケースのデリバリー。




ハンドバッグとベルトバッグにつきましては完売してしまったので、今日はキーケースを紹介します。






以前からキーケースの取り扱いはあったのですが、今回はニューカラーが到着。





まあ、そもそもキーレス時代でもあるとは思うのでキーケース自体持たない方も多くなっているのではないかと思います。




でも、なにも全てが便利で良いってわけではないと思う。




気に入って、ものを使う楽しみは洋服が好きな人ほど強いんじゃないでしょうかね。





洋服と違って着替える必要がなく、毎日必ず使い続けられるものを。











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CECCHI DE ROSSI
ARMOR KEY CASE
color/NATURAL.BLACK
size/ONE
price/¥28,000-(+tax)
HAND MADE IN ITALY


ハンドメイドインイタリーの言葉に表現されるように、手仕事によって製作されるこのキーケース。

見たことのあるような、いわゆるラウンドファスナー型のものとなりますが、よく見ると分かる角の丸み。











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日本ではできないモールドという技術。

鞣したレザーを水に濡らし、柔らかくしたところで、何度も何度も木型に手作業でプレスして形成するもの。

一般的にこういったラウンドファスナー型のものは、角がストレートのものがほとんどのはず。

当店で取り扱うED ROBERT JUDSONは別として。

あの技術も日本ではできないものなので。



このチェッキデロッシのキーケースについて話すとこの特有の丸みがこの小さなキーケースの雰囲気をグッと強くしている大きな要因。

まあ、純粋に内容量がUPしていることにもつながるのですが。

そして、このレザーもバッファローレザー。

一般的なバッファローレザーは水に強く、牛革よりも柔らかと言われるのですが、これはかなり硬く仕上がっています。

強靭という言葉がしっくりくるような革質です。


それも、先ほどのモールドの技術とも結びつくのですが、

一度鞣したレザーを水に濡らして柔らかくする。

その後、手作業によるプレスで形をつくっていくのですが、レザーは水に濡らす栄養分がとんでいってしまう。

せっかく鞣したのに油分もなくなり、使えなくなってしまうんですね。


だけど、このチェッキデロッシはチェッキデロッシにしかできない技を更に持っている。


国際特許を持つ染色方法。


ペレヴィーノトリートメント。


この特許技術により、染色と同時に二度目の鞣しを行うことができ、革が更に強くなる。






そもそもペレヴィーノトリートメントって、ワインで染色するんですって。


今回のナチュラルカラーで言うと白ワイン。

ブラックで言うと赤ワインと黒い植物により染色をしています。


ワインに含まれるタンニン。

タンニン鞣しって聞いたことありますかね。


つまり、

モールドで形成をした後に、ワインで染色。そして、同時に再度鞣しをすることができる。


これが特許技法。











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そもそもバッファローはシボ感の強い革なので、細かなシボが入っています。

最初は優しくナチュラリーな表情していますが、ここからがすごい。


バッファロー特有の強さとエゲつない光沢がビカンビカンに出てくる。


すごく雰囲気の強いキーケースになってくると思いますよ。

良い意味で。












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中身はサイドポケットが一つ。

そして、肝心のキーフック部分はよくあるアレですね。

このフックはハードユースで持っていかれるという話をよく聞きますが、僕も今このキーケース使ってるんですけど、未だにとれたことはないですね。


結構強くついてるのかも。











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裏側も綺麗な処理をしてくれています。

素材を活かすのはイタリアならではのものづくりですかね。











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ブラックに関しては、ファスナーのテープ部分までもワインで同じように染色されています。

ちなみに、本体の部分はブラックといえどもかなりブラウンがかった色合い。

よくよく見ると染色ムラなんかもあってこれまた3年後へ向けたポテンシャルの高さを覗かせています。











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引き手の部分や内側のフックを支える部分はハンドステッチが施されています。

太い糸だからこその丈夫さもありますが、バッファローとのコントラストも見事。












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いやぁ~、ここもイタリアらしい部分だと思いますよね。

ステッチ歪んでるんですよ。

角の部分。

というか厳密に言うとステッチは曲がってないんだけど、革のカッティングが少し斜め。

まあ、これに関して言うと僕はオーケーと思っています。

使う分には全く支障ないことをチェックしましたし、革に関わるイタリア人らしいおおらかさかなと。

だから、あえて載せてる。

こういうものづくりを行える人じゃないとこんなことも成立しませんからね。


決して「これも味」とかいうつもりは微塵もないんですが、これがあるからこそのキーケースだと思ってます。

じゃないと染色のムラとかNGですからね。

だけど、こういった部分の積み上げによって生まれるのが、ものじゃないですか。

しかもそれが均一化されたものなのか、どうなのかは使う自分たちのマインドによって変わってくると思う。

このご時世にキーケースを使いたいって人は多分、僕と同じようなハートなんじゃないかと思う。









そもそも、このブランド自体、このデザイナーじゃなきゃ成り立たないブランドなんですよ。

さっきからワイン、ワインって言ってますけど、家業がワイナリーなんですよ。

ジブン家が。


だから、ワインに囲まれて生まれ育った。

イタリアの山奥のペーシャって場所なんですよ。


そして、これをお話したら分かる方には全て察して頂けると思いますが、実はそのペーシャの家のすぐ近くには、とあるイタリアの有名ブランドのアトリエがあったそうなんですよ。

今は移転してるんだけど。





そう。




GUIDI。




これで分かってください。




デザイナー、トマソチェッキデロッシ。


アシスタントしてたんだって。






これが彼だからできるレザーのクリエーション。



彼のパワーを最も身近に感じられるキーケース。



是非、デイリーユースしてみてください。





それでは。








CASANOVA & Co.

TEL:086-243-5607
MAIL:casanova.co.3129@gmail.com
ADDRESS:岡山県岡山市北区野田3-1-29

HP:http://www.casanova-co.com/

INSTAGRAM:https://www.instagram.com/casanova_and_co/






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CECCHI DE ROSSIのキーケース 岡山 CASANOVA&Co.










こんにちは。







現在、








SŌK 装身具 Exhibition

2018.12.08(sat) - 25(tue)

creater:ERICA SUZUKI






を開催中ですが、今日はイタリアのレザーアルチザンブランド



CECCHI DE ROSSIより



キーケースを。











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armor key case
price/¥28,000- (+tax)


チェッキ・デ・ロッシというブランド。

このブランドにも唯一性、つまりはオリジナリティーがある。

レザーはバッファローレザー。だいたいが。

たまにカーフもありますが。


その革を染める方法が、ワイン染め。

「ペレヴィーノトリートメント」という名で、国際特許を持っている。


もう、その国際特許という時点で他のブランドではできないので、このブランドならではということが分かってもらえるんじゃないかと思います。


あと、このブランドの背景もユニーク。

このバックがあるから、このブランドをやっているんだなって納得してもらえると思います。



それは、ブランドのアトリエが位置する場所にも関係するんだけど、イタリアの山奥のペーシャって場所なんです。

かなり山深いところ。


そして、デザイナーのトマソの家系は、ワイナリーの一族。


イタリアらしいでしょ。


だから、ワイン染めということも彼には必然。



あと、デザイナーの家の近くには、昔、GUIDIのアトリエがあったそうなんです。


あのグイディです。


そこで、手伝いながら働いていたことがあるんですよ。

アシスタントとして。

そのときに革のことを深く知ることができたんです。




ワイナリーの家系。


GUIDIの時代。



この二つの背景を持ち合わすのは、世界でも稀なんじゃないでしょうか。

お国柄もありますし。



だから、トマソならではの革へのアプローチが完成したんです。



それが、チェッキ・デ・ロッシというブランドのおおまかなこと。


まあ、他にもすんごいことしてるんですけど、今日は割愛。













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そして、今日見てもらいたいのはこのラウンドファスナー型のキーケース。

革は、バッファローレザー。水牛ですね。

そして、色はブランド側では、NERO。つまり黒って言ってます。


だけど、これは先ほどお話をしたように、ワイン染め。

赤ワインと黒い植物とを混ぜて、染色している。

だから、真っ黒じゃないんですよね。

色のムラ感はあるし、均一ではない。


ただ、それがバッファローレザーの革質とベストマッチ。











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大きさはこのくらい。

分かりにくいけど。

ポケットにも入りやすいし、手にも収まるサイズ感。











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中身はこのように。

カードポケットが片側に。











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肝心の鍵の収納は、4連。











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こちらは僕の私物。

セキュリティーカードと鍵がちょうどよく収まります。

閉じるときちっとポケットにも収まる大きさです。











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裏側に刻印がありますが、ファスナーはイタリアのLAMPO。

高級ファスナーですね。











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あまり分からないんですけど、左側が私物です。

まだ3ヶ月くらいしか使っていなんですけど、艶がでてきます。

実物は表面に明らかな違いがでていますよ。



最初は、バッファローならではの荒々しさ。

使っていくとそこに、艶が加わる。

かなり質感が強いものになるんですが、こういうの大好きな方もいると思います。

キーケースってなかなか買い替えたりとか、ピンとくるものがそんなに存在しなかったりすると思うんで、こちらは是非見てみて。


今の時期はプレゼントとしても良いかもしれませんね。










また、





昨日のブログでもお知らせがありましたが、今週の土曜日、15日から、、、










tamaki niime Exhibition

12.15(SAT) - 12.25(TUE)





今年もやってきました、タマキニイメ。



色とりどりのタマキニイメが揃っていますので、お楽しみに。




それに加えて、今日、


NEATの19SSもデリバリーがありました。



こちらも15日(土)よりスタートしますね。



今シーズンのNEATは珍しい生地もありましたので、そちらもご用意してますので。




またお知らせします。










それでは。










CASANOVA & Co. INSTAGRAM
https://www.instagram.com/casanova_and_co/




CASANOVA & Co. HP - News
http://www.casanova-co.com/news










レザーアルチザンブランドCECCHI DE ROSSI 岡山のCASANOVA&Co.より







こんにちは。






本当は、昨日BLOGであげたかったのですが、できなかったので、





今日、




ご紹介します。






今シーズンから取り扱いのブランドです。





世界的にレザーと言えば、イタリア。



そのイタリアの中でも異質なレザーブランド。



まさにレザーアルチザンというのがふさわしいでしょう。




CECCHI DE ROSSI (チェッキ デ ロッシ)



デザイナーは「トマソ チェッキデロッシ」


イタリアのペーシャという山深い場所に位置するアトリエ



洋服がお好きな方ならご存知のイタリアの超有名レザータンナーも近年までペーシャに構えていたそうなので、タンナー業界では知られた場所だそうです。




つまりはタンナーにはとても適した場所でつくられるCECCHI DE ROSSIのコレクションアイテム








まずは、ご覧ください。










IMG_1628.jpg

infinite grande
material/buffalo leather
color/black


一般的に使いやすい大きさのハンドバッグとなります。

使用されるのは荒々しさとエレガントさとを兼ね備えたバッファローレザー

バッファロー特有の非常に肉厚な革質となります。





革も革ですが、


このブランド、


その革の「染めの方法」、そして、このカバンの「成型の方法」の2つに非常に特徴があります。









IMG_1634.jpg

チェッキデロッシのコレクションアイテムは、全てワインで染色されています。

つまりは「ワイン染め」ということ。

これは、「ペレヴィーノトリートメント」と呼ばれる染色方法が用いられています。

しかも、驚きの国際特許を持っているそう。

CECCHI DE ROSSIだけができる技。




あと、この写真を見て頂けたらお気付きの方もいるかもしれませんが、

無縫製。

ステッチが表面に存在しません。


更に、わかりやすい写真を。







IMG_1632.jpg

無縫製。

更には、ステッチなど一切存在しないのにも関わらず、角の部分が綺麗にカーブしています。

これもまた、「モールド」と言われる成型技術。

鞣した革を水で柔らかくし、靴と同じように木型を用いて、何度も手作業で押し当てて丸めていく、かなり大変な手仕事。


途轍もない労力がかかる作業。


このモールドを用いて、成型していく技術もこのブランドを象徴するところ。


ただ、無縫製ではありますが、一枚革というわけではありません。

薄く、線のようなものが入っているのが分かりますかね?

これもヤバい技術なので、そこは店頭にてお話させてください。


今日は、「ワイン染めのペレヴィーノトリートメント」と「モールドによる成型」についてフォーカスしますんで。




さて、先程、革を水で濡らして柔らかくした後に木型に押し当てて形をつくるとお話をさせて頂けましたが、


革の原理をお分かりの方は、既にお気づきのことでしょう。


そう。



鞣した革を水で濡らすと、せっかくの革の鞣しの成分が飛んでしまう。

いくら上質な革を使用しようともダメになってしまうのです。

しかし、チェッキデロッシはどうするのか。


カバンを成型後に、手作業にて染色を行います。

その染色に使うのが先程お話した、「ワイン」

ワイナリーを背景に持つデザイナーですからね。

他の国の他のブランドではできないことでしょう。

すぐそこにワインがあるからできちゃう。


ワインと植物とを混ぜて染料をつくり、染めていくのですが、ワインを使ってることが結果的に色をつけるだけではない効果が生まれます。

それは、ワインに含まれる成分「タンニン」

革は、天然のものを使って鞣されるときには、「タンニン」という成分が使われます。

ベジタブルタンニンナメシとかって言うじゃないですか。

それです。

だから、水を使ってこのカバンのカタチにつくった後でも、バッファローレザーの質感は損なわれることはないのです。


ちなみに、このバッファローレザーもイタリア特有のバケッタのバッファローレザー。

新品の状態でもツヤはありますが、長年使うと凄まじい雰囲気に変化していくことでしょう。










IMG_1638.jpg

あと、こういったブランドには珍しく内側も案外使いやすいようになっています。

センターにジップポケットがあり、内張りもしっかりしてる。

この内張りの生地も良い質感。

表記はないので、正確なことは分かりませんが、多分リネン入ってる。

ちょっとリネン特有のシャリ感があり、強度を考えても充分スペックの高い仕上がりでしょう。

裏のライニングさえもアルチザンブランド好きの方には大好物のものですね。









IMG_1636.jpg

表面には随所に染めムラが見られます。

長年、革に関わってきたデザイナーだからこその仕上げ方。

イタリアブランドらしいレザーアイテム。

あと、写真撮るの忘れましたが、バッファローの傷なんかも存分に見られます。

この革の持つポテンシャルを楽しんでください。

新品の状態でも素晴らしい雰囲気を放つカバンですが、使っていくと特有の変化が見られるでしょう。

正直、ここまでくると好きな人は限られると思います。


カバンって世の中に無数にありますからね。

なにもこれじゃなくても良いよって人は大勢いる。



ただ、これを「ただ持つ」ことによって格段に見え方は変わるでしょう。

嗜好品ですね。

そして、その人がどのような服を着ているのかということによって、よりスタイリングの説得力が高まっていく。


まあ、こういった領域を知ってしまった人はもう後戻りができませんが。


でも、取り入れたときのスタイリングの見え方は保証しますよ。







IMG_1629.jpg

バッファローレザーの重厚さがありながらも信じられないようなみずみずしいツヤ感。

しかしそのいかにもな上質さから隠しきれない野性味。

ワイルドレザーならではですね。

そこに掛け合わされた、アルチザンブランドならではのものづくり。


CECCHI DE ROSSIのバッグ

写真でもヤバそうな感じ見て頂けると思いますが、実物はえげつないので、コレクター気質の方は是非。












それでは。











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