GENERAL GARMENTS CASANOVA & CO

2023年08月 ≪  123456789101112131415161718192021222324252627282930 ≫ 2023年10月
TOP ≫ CATEGORY ≫ PETROSOLAUM




PETROSOLAUM アルチザンシューズ 19SS間もなく。 岡山 CASANOVA&Co.








こんばんは。







2018AWより取り扱いをスタートしたシューズブランド











PETROSOLAUM

ペテロオラウム










18AWシーズンは、コードヴァンバットというレザーを使用したシューズとブーツが登場していました。




AWシーズンのものなのにも関わらず、始まったばかりの9月くらいにはもう完売してしまったブランド。





まあ、ほとんど誰も見たことのなかった革でしたし、このブランドならではの見た目が靴好きの方の心に突き刺さったんじゃないかと思います。



取り扱い数も少なかったですからね。





僕も死ぬほど愛用しています。





お気に入り。











そして、19SSシーズンも間もなく始まります。







2月9日(土)の三連休初日より。









今シーズンはまた違ったものに仕上がっていると思う。







2種類です。














IMG_9893.jpg

ox derby
size/39 1/2・40 1/2・41 1/2
color/NATURAL
material/LINEN COTTON (HAND WOVEN)
process/mckay


パッと見てわかるはず。

そう。

レザーではありません。

アッパーが。



リネンとコットンを平織りで手織りにて織り上げた生地を使用しています。


もちろん、オリジナルの生地ですよ。


そもそも兄弟でやってるブランドなんですけど、お兄さんがデザイナー。

そして、この生地は弟さんがアトリエにて手織りでつくった生地。



普通、こういった靴って革を使ってるのが当たり前だと思ってるでしょ。


このブランドを知ってくれてる人はそういうレザーシューズを期待している人もいるんじゃないかと思ったんですよ。


でもね、どうしてもこれは取り扱いをして、皆さんに紹介したかった。




何故なら、











こんな雰囲気バツグンに進化していくシューズってホンットないから。






最初は、色がナチュラルカラーなんで、クリーンな靴にも見えなくもない。



あっ、上品な靴だなって。




それもそれでいいんですよ。





まあ、生地が太い糸で織られたものだから、強いですけどね、質感。


それに手織りしているんで、絶対にマシーンでは出せない生地の表情が出ている。


よく耳にする言葉ではあるのですが、風合いってこと。


更には、それがカットオフされた状態で表面に配置されてるから、もう既に独特の空気が漂ってる。


アルチザンシューズならでは。










IMG_9867.jpg

でもね、さっきこんな靴って他にないって言ったじゃないですか。


これ、レザーシューズ独特の楽しみ方もできるんですよ。


やっぱり、サイズがしっかり合っている靴の特有の履きジワっていいじゃないですか。


それは嫌いな人いないと思うな。



それも抜群に出てくる。




なぜなら、ライニング(裏地)には滑らかで強靭なホースレザー。


そして、その上にピッグレザーを積み重ねて、そこからリネンコットン生地を。


つまりは、生地自体はピッグレザーとボンディングですね。


3層構造になっているんです。


下積みが馬革と豚革なので、しっかりとシワが入るんですよ。



軽さはあるし、足馴染みもコードヴァンバットの革に比べると格段に良い。











IMG_9863.jpg

アッパーがナチュラルカラーだから、ヒールの積み上げもナチュラルレザー。

この感じ、もはや日本人でつくれる人はこの兄弟しかいないでしょ。


他の靴では見たことのないカッティングパターンもこのブランドならではです。

人間の足って不規則な形だから、靴ってすごく立体的にしなきゃならないんですよ。


それをカーブを多用した見たことない切り替え。


実物見てみて。

迫力あるから。












IMG_9891.jpg

アウトソールもナチュラルレザー。

履くのがもったいなく感じるのは、あるあるだけど、そこは乗り越えて。




まあ、こちらのほうはなかなか人を選ぶんじゃないかなって思ってます。


でも、履くほどに生地から発せられる雰囲気も強くなるし、汚れも履いているとついてきます。


だけど、この靴の理想の姿は、履きまくって野性味が出てきた頃じゃないですかね。


当店で取り扱う洋服だと、Araki Yuuとかun/unbientとか、山内とかそういうものとの相性は抜群でしょう。


僕は最近ずっとカンタータのジーパン履いてるんで、それとずっと組み合わせてますけどね。


中途半端に色が落ちてるようなジーパンだったり、朽ちてるような雰囲気の洋服との相性は良いでしょうね。



この靴も最初は綺麗な空気を纏ってるけど、変貌の度合いがハンパないと思うんで。




僕も今三日間くらい履いてますけど、調子良いですね。



ウルトラお気に入り。



この靴を待ちに待ってた。



だんだん皺も入ってきて、ポテンシャルの0.6%くらいは顔を覗かせてきましたよ。










IMG_9946_201902062233186ff.jpg

これなんですけどね。

でもまだまだですね。


最初はとにかく履くしかないですね。

まだ履き口のとこしか解れてないけど、サイドの切り替えとか細かな糸が噴き出してきたら最高でしょうね。


手織りならではの生地の甘さや奥深さはもちろんだけど、それが3年後どうなってるか。


マッケイ製法だけど、ソール交換とかもできるんで、何回か交換したくらいにはエゲつないでしょうね。


どのくらい変貌してくれるかが楽しみ。









IMG_9866.jpg

まあ、詳しいことは店頭で。


興味のある人は見てみてください。











そして、







もう一つ。








こっちはちゃんとレザー。











IMG_9923_20190206223727fd7.jpg

eddy monk
size/39 1/2・40 1/2・41 1/2
color/BLACK
material/GL KIP
process/mckay


こちらは、ジーエルキップという革。

キップレザーって聞いたことあるでしょ。

所謂カーフレザーの赤ちゃんよりもちょっと成長した革。

カーフのようなきめ細かさももちろんあるんだけど、カーフほど優しすぎない。


それのより艶があるものと思ってください。

このヌラッとした艶感が最強。











IMG_9916_20190206224603767.jpg

この靴のパターンはペテロオラウムらしさが全開。

ホールカットという一枚革でつくりあげる靴。

だから、このキップレザーの変化はピカイチで楽しめる。











IMG_9925_20190206224822b62.jpg

インサイドには一切の切り替えが存在しない。

無駄な切り替えがないからサイズ選びさえ間違えなければ、すんごいから。











IMG_9918.jpg

このシャープなカッティングも秀逸。

シングルモンクっていう形なので、ストラップが一つ。

こういう紐で縛るようなタイプではないので、最初かなり甲の部分がタイトフィッティングに感じると思いますが、最初だけ。

足に馴染んでくれば極上の世界が待ってます。











IMG_9928_2019020622521468a.jpg

アウトソールは黒塗り。

こちらのほうが見た目は馴染みがありますね。


やっぱり靴って、吊り込みの技術とか細かな作業がすごく影響してくる。


今はブランド名が先行している靴って多いと思う。


特に海外の。


もちろん歴史はあるし、良いものをつくるブランドはあるんだけど、でも今はそこをきちんと自分で判断できる人ってあまりいないんじゃないかと思う。

実際、履いてみなきゃ分からない部分も多いし、海外メーカーの靴でもこんなものかって思ってしまえば履けちゃうからね。



特に足元倶楽部とかのインスタのハッシュタグとかもあると思うけど、ちゃんと靴を選ぶならブランド名に踊らされることなく判断した方が良いと思う。



そういった意味で、あまり知られていないブランドだし、デザイナーもPRとかもほとんどしてない。


だけど、靴のつくりの部分でのクオリティとか、一足に対してどういうことをしているのかって見てもらえれば、靴が好きな人には満足してもらえると思います。



今、当店で既成靴で取り扱っているのはこのブランドだけなので。












IMG_9929_20190206225956e4b.jpg

きちんとした理論でつくられた靴だし、僕自身もずっと履いてる。


そして、製品が完成後にはデザイナーの指紋がインヒールに入ります。



良い靴が欲しい人はこれ。




是非、見てみて。








2月9日(土)より店頭にて販売スタートします。





それでは、週末をお楽しみに。















CASANOVA & Co.

TEL:086-243-5607
MAIL:casanova.co.3129@gmail.com
ADDRESS:岡山県岡山市北区野田3-1-29

HP:http://www.casanova-co.com/

HP Online Store:http://www.casanova-co.com/online-store

INSTAGRAM:https://www.instagram.com/casanova_and_co/





PETROSOLAUM アルチザンシューズブランドのスタート 岡山 CASANOVA&Co.









こんばんは。







明日、13日(月)よりスタートするブランドについて。






シューズブランドです。






PETROSOLAUM

ペテロオラウム





結構前からシューズブランド探していたんですよね。


だけど、僕の中で納得できるブランドがなかったんです。


それは、靴としての完成度の高さももちろんそうだし、セレクトショップとして取り扱い、紹介していきたいと思えるものがなかったんですよ。

だって、シューズブランドって知ってるのって大体同じブランドだと思うんですよね。みんな。

でも、それはブランドの作為的なことでブランディングとしては広告していかなければならないから、必然的に頻繁に目にするのはそういうブランドになってしまう。


ただ、正直、僕はそれはどうかと思うんですよね。

ブランド先行、名前先行で、ブランドの名前が勝手に一人歩きして、本来のもののクオリティを判断できずに、選ばざるをえなくなってしまう人が多いのは仕方がないと思う。


インターネットや雑誌、インスタとかで簡単に情報が手に入る世界ですし、しかも例えばSNS世界で、フォロワーとかがたくさんいて影響を与えやすい人が推しちゃったりすると、もうそれが簡単に「良いもの」となってしまいますからね。

まあ、ブランディングの一つだと思いますが。


あと、実際のところ、靴って洋服より判断することが難しいと思います。


つくりも複雑だし、理解するのに一苦労するものですからね。

でも、靴って、実際見えないところでも勝負が決まってたりするんですよ。

それを判断するのも難しいと思いますけど。


どういうものを選ぶかが重要ですよね。


足元倶楽部とかのハッシュタグあるけど、もっとちゃんと本質の部分なんですよね。

靴って。


何を履くのかということで服装の雰囲気って瞬く間に変わりますし、そもそもすんごい古い時代から存在するものですからね、靴って。





そういった観点から考えても、僕が本当に紹介したいと思う、このブランド。


PETROSOLAUM


デザイナーは荻野さん。


めちゃめちゃ物腰の柔らかいデザイナーさんなんですよ。


人間性も完成したものに現れると思ってますので、重要。






さて、そんなブランドですが、ご紹介いたします。


ファーストシーズンの今シーズンは2種類での展開となります。


全て同じ製法、同じ革を使用しています。



製法・マッケイ

レザー・コードヴァンバット

です。











IMG_2824.jpg

左:ox derby
右:1 piece half balmoral





そもそも靴の製法っていろいろあるじゃないですか。

今回はマッケイでつくってもらってます。

だから、ソールの返りはすごく良いですよ。

歩きやすい。


デザイナーはビスポークシューズに使うような技術も持っている。


ハンドソーンウェルテッドやノルヴェジェーゼなんかの製法までおこなう方です。


だからこのマッケイ製法もただものじゃないですよ。


マッケイって一般的に弱点は、ソールの縫い目から水が侵入してくるとか、オールソール交換ができないとか言われてるじゃないですか。

でも、この靴はそもそもコードヴァン使ってるから雨の時は履かない方が健全だし、しかもPETROSOLAUMのマッケイ製法は何回かオールソール交換もできちゃうんですよ。


それにマッケイ特有のスッキリしたコバの印象もあるので、文句ないですね。











IMG_2784.jpg











IMG_2786.jpg











IMG_2787.jpg

コードヴァンバットという革。

これ知ってる人いたら、拍手します。


ウルトラ珍しい革なんですよね。

コードヴァンなら知ってる人多いとは思いますが、コードヴァンバット。


かなり良いんですよね。

雰囲気バツグン。

マジ卍。

僕は、この革にトキメキましたね。



そもそも今シーズン取り扱うシューズが「ホールカット」っていう、ほとんど一枚革でアッパーを形成してるんですよ。

つまりはアッパー分の革を一気にカッティングしている。

だから、一足の中でも箇所によって表情が変わるんですよ。

ヤバいっしょ。それ。


具体的には、トゥにはコードヴァンが配置され、履くほどに特有の履き皺が出てきます。

そして、ヒールにいくにつれて徐々にコードヴァンバットの本領発揮。

毛羽立ちのような質感にグラデーションしてる。

雰囲気で例えると、スウェードのような見た目ですかね。

でも、馬革だから、ポテンシャルもってるんですよ。

履いていくと毛羽立ちのあるところまでも奥から輝くような艶がでてくるんです。


こんな複雑な表情持った靴って他にないと思いますよ。そう言えるくらい感動してます。











IMG_2788.jpg

レザーソールで仕上がっています。

靴底まで美しい仕上がりです。

履くのはもったいないと思っちゃう人もいるかもしれませんが、履いてください。ガンガンに。

そうすれば、きっと素晴らしい変化を遂げてくれるでしょう。











IMG_2783.jpg

短靴タイプのox derby











IMG_2821.jpg

ブーツタイプの1 piece half balmoral











IMG_2815.jpg











IMG_2816.jpg

とてもユニークなカッティング。

だけど、足型も日本人の足にとてもフィットして、すごく立体的につくられています。

あと、ステッチも寸分の狂いもない細やかな美しさ。

そういった細かな部分が全て集積して、仕上がっています。


まあ、詳しくは店頭にてお話をさせていただきます。





コードヴァンでありながらも新品の状態では少しマットな印象。

コードヴァン特有のやりすぎ感は皆無なんですよ。






履くほどに皺は刻まれますし、履いていくのが楽しくなるんじゃないかな。

NEATやDAWSON DENIMとかとのスタイリングも超良い感じ。





あと、僕も3日間履いたんだけど、やっぱり雰囲気出ましたね。

これ履いてたら足元から圧倒的な存在感が出てくれるんで、もうこれなしでは調子狂います。


それが、







これ。










IMG_2830.jpg











IMG_2833.jpg

これはブーツタイプのほう。

まだまだこれからだけど、この靴ならではの変化をふんだんに楽しみます。

見れば見るほどにって感じですね。

かなり雰囲気は強くて、アルチザンブランドならではなんだけど、色の褪せたジーパンとか、朽ちたようなパンツとかの裾から覗くのが、すごく良い。


お気に入り。





サイズ展開ですが、40.41.42の3サイズでの取り扱いとなります。

しかし、数には相変わらず限りがあるので、、その点はご了承ください。





それでは、明日、13日からです。




皆様のお越しをお待ちしてます。





CASANOVA & Co. HP...→→
http://www.casanova-co.com/




CASANOVA & Co. INSTAGRAM...→→
https://www.instagram.com/casanova_and_co/