GENERAL GARMENTS CASANOVA & CO

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LIWLEのスニーカー 再び







こんばんは。






昨日は、Marvine Pontiakのシャツを紹介致しましたが、すぐに完売してしまったものも。





着ると分かるこのブランドの特徴があるので、気にして頂ける方は是非着てみてもらえると嬉しいです。






そして、今日はスニーカーを。





昨シーズンの19SSより展開をスタートしたスニーカーブランド。







LIWLE

リウル













そのボリューム感や特異な形状のため、ジャンルの定められないスニーカーではありますが、やはり今シーズンのLIWLEクオリティも健在。


相変わらずスニーカーとは思えないつくり込みよう。



19SSではスニーカーと言えばオールホワイトでしょって思ったんで、WHITEのみ展開していたのですが、今シーズンはプラスしてBLACKも取り扱い。




カラーリングが変わるとまた新鮮ですね。





そして、黒いスタイリングにも使えそうだし、なんならちょっとRickのような薫りも漂ってるし、反対にジーパンとかチノパンとかにも相性は良さそうなので、BLACKも良い感じ。


さすが、ヨージのコレクションラインのシューズをつくってた人だけありますね。














IMG_8081.jpg

LIWLE
FOLD WHOLE LO
color/BLACK
size/2.3
process/Mckay












IMG_8084.jpg











IMG_8088.jpg











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レザーの一枚革で形成されたこのスニーカー。

裏のライニングまでレザー。

もちろん、それも一般的なスニーカーレベルではないクオリティのものを使っているのは当然。



シューレースで強く縛ると出てくる独特なレザーのFOLD。

折りたたんでいるならでは。


そして、ボリュームのあるソールもこのブランド。

手に持つと重みはあるけど、それが歩行につながる振り子の原理。

スッスッと自然に足が前に向く。


更には履いた人にしかわからない、360度全方位から体重が抜けていくようなクッショニング。

これは驚き。

圧倒的ですね。




語りどころは夥しいほどあるんですが、それは全てに意味を持たせるというデザイナーの考えのもと。

構想から4年の歳月を経て誕生したスニーカー。

中途半端じゃないですね。

行ききってる。


それを象徴するのが、製法かな。

普通、スニーカーは履きつぶすものと言われる。

履いて履いて、ダメになったら新しいものを買って履く。

というのが一般的。


やっぱり一番消耗する靴底が限界がくるから。

でも、その概念を覆すのがLIWLE。

サイドマッケイ。



マッケイってレザーシューズに用いられるもので、スニーカーはセメント製法で接着してしまうものが大半。

これはマッケイを側面に施し、それで本体のアッパーとソールとを一体化させる革新的な方法。


それにより、耐久性がただでさえ高く、すり減りにくいオリジナルソールなのにも関わらず、ソール交換までできちゃう。

ウルトラ長い間履けちゃう。


履きつぶすスニーカーの時代は終わりました。

令和ですから。











IMG_8094.jpg

LIWLE
FOLD WHOLE LO
color/WHITE
size/2.3
process/Mckay


それでこれがもう一色のWHITE。

う~ん。

やはりこの潔さはオールホワイトだからですかね。


白いスニーカーって好きな人は好きじゃないですか。

かのムービースターやミュージシャンも履いてきたオールホワイトというジャンルのスニーカー。

これにはこれしかないものがあると思う。











IMG_8098.jpg

そうそう。

この写真を見て頂けると分かるかもしれませんが、さっき言ってたサイドマッケイの部分。

ステッチが見えるところですね。

そこが一直線ではないのが分かると思う。

単にサイドマッケイで縫ってるんじゃなくて、これがちゃんと理論に基づいた反り上がりをしているスニーカーなので、縫うのも日本で一握りの人しかできないそうなんですよ。

神業レベル。


あと、独特なヒールのボリューム感も特徴的かな。











IMG_8090.jpg

アウトソールの形状も。

これにも意味を持たせています。

モチーフはビスポークシューズから。

このスニーカーもただものじゃないよってことを地面を踏みつけて地球に知らしめるディテール。











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そして、スニーカーには忘れてはならないシューレース。

デザイナーはかなりの変態人間なので、シューレースまで100%納得できるものにしたいとのことからオリジナルでつくったそう。

自分で満足できる、納得できるシューレースが世の中に存在しなかったそうなんですよ。

だから、つくっちゃったって。

北陸のほうだったと思うんですけど、紐の一大産地があるみたいでそこにわざわざ赴いて、オリジナルでこれまでにないものを製作。

一般的なものよりも肉厚で弾力がありますね。


でもね、紐って大量につくらないといけないもので、多量のロットが必要だったみたいです。

スニーカー自体は全然大量につくれるようなものではないのにも関わらず、極上の紐だけ大量につくっちゃったみたい。

だから、完成したシューレースだけ家にふんだんにあるらしいですよ。


ん~、そういう気持ちって大事。

商業的ではない部分もときには重要ですからね。

そういった気持ちは必ず、完成した時にものに現れるものですからね。












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IMG_8588.jpg

ちゃんと主張のあるボリューム。

履くとしっかり目を惹きますね。

見たことない人が多い見た目してますし、全然プロモーションしてないブランドなので、完全に差別化できることでしょう。

コンバースのCTなんとかとかももちろん良いと思うし、普遍的なものを履く良さも充分にあると思う。

でもね、当店ではこういうものを勧めさせて頂きたいと思います。

匿名性が高く、ちゃんと想いの込められたもの。


そういうものを大事に履き続けるのがファッションの一つの醍醐味だと思いますしね。



さっきも話しましたが、エゲつないくらい意味のある仕様が盛り込まれているので、興味のある方にはお話させて頂きます。

でも、まずは履いてみてください。


圧倒的であり、他に比べるものがないので。






それでは明日も皆様のご来店をお待ちしてます。









CASANOVA & Co.

TEL:086-243-5607
MAIL:casanova.co.3129@gmail.com
ADDRESS:岡山県岡山市北区野田3-1-29

HP:https://www.casanova-co.com/

INSTAGRAM:https://www.instagram.com/casanova_and_co/






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究極の白いスニーカー LIWLE 岡山 CASANOVA&Co.









こんばんは。







今日は、今シーズンの2019SSより新しくスタートのブランドを。






洋服ではありません。






スニーカーです。








3月9日(土)より。








LIWLE

リウル











多分知っている人は少ないと思う。





このブランド。








スニーカーって誰もが履いているものだと思います。






今じゃ、スポーツブランドのナイキやアディダスやコンバースやプーマやら。




そういったものを履いている人は多いと思う。





スニーカーショップだってそこら辺にわんさかあるし、オンライン上でも海外限定のものや海外ブランドのものだって簡単に買える。


しかも、ブランディングが上手いブランドが多いから、簡単にプレミア付くし、洋服ブランドのコレクションに使われたスニーカーが急に人気出たりとかいろいろあると思う。





そういうの見ると上手くやってるな~と思いますし、なんか虚しさを感じるんですよね。




ホントにみんなものの良さを分かって履いてるのかなって。




もちろん僕だって流行に便乗してそういったものを履いていたときもありました。




しかも自慢げにね。






だけど、すぐ履かなくなったんですよね。




だって、それって自分で心から良いなって思って判断したものじゃないから。



誰かが、これ履いてたらカッコいいよって決めた、他人の意見で自分も取り入れてたからなんですよね。



第一、本当にちゃんとしたもの程、画面上でパッと見ただけで簡単に判断できるものじゃない。



そりゃあ、正真正銘のスニーカーフリークと呼ばれる人たちなら別ですよ。



そことは僕らは土俵がそもそも違うから。






でも、僕も洋服を普段取り扱っていて、やっぱりファッションだから靴っているじゃないですか。




めっちゃ良い服着てるのに裸足で歩くわけにはいかないし。




だから、当店では現在はレザーシューズならペテロオラウム。





そして、スニーカーならこのブランドを。




リウル。









そもそも出会いは、紹介です。





正直言って。






紹介とか言うと異性との交際みたいな感じになるけど。






普段から頻繁にコンタクトをとる代理店があるのですが、そこの紹介。






実は初めて見たときは一度スルーしたんですよ。





なんかピンと来なかった。






もちろん良いものだって言うのは分かっていたんだけど。






それで、月日は流れて、二度目の紹介。







でもね、そのときは違うモデルだったんですよ。






そしたらビンビンに来ちゃって。






しかしながら僕は、体も足も小さいんで、展示会サンプルじゃそのものの良さが全然体感できなかった。





でも、感じるものがハンパなかったから、お願いして自分にピッタリのサイズを送ってもらったんですよ。



たまたま在庫を持ってたから。




今は全然メーカー在庫持ってないみたいだけど。





それでジャストサイズを履いてみたんですよ。





なんなら、かなり良いんじゃないかと思ってたんで、そのまま買わしてくれとお願い。




自分で少しの間、履きまくって取り扱いを判断することにした。






その結果。








取り扱わせて頂くこととなりました。











というか、足入れた瞬間、歩いた瞬間、ヤバいから。










それが、










これ。












IMG_1866.jpg

LIWLE
FOLD WHOLE LO
color/WHITE
size/2.3
process/SIDE MCKAY




一枚革で形成されたアッパー。

この革はかなりの上質レザー。

そして、写真でも分かると思うけど、結構ボリュームのあるスニーカーです。



更に、先に言っとくけど、かなり細かなとこまでヤッてる。


まあ、順を追って説明させてください。









IMG_1857.jpg


まずはこれ。

一般的にはスニーカーはセメント製法という接着剤でアッパーとソールをくっつけます。

あとは、ヴィンテージ仕様だとバルガナイズドとか。


このリウルのスニーカーはサイドマッケイという製法でつくられます。


レザーシューズでもあるけど、マッケイ。

それの側面バージョンです。


だから、ソールにステッチが走る。

サイドマッケイなんで、年月を経て履くといわゆるダメダメスニーカーに起こりがちなアウトソールが取れるとかいうアホ現象が起きません。


でも、そのサイドマッケイもときどき目にするんですよね。

このリウルは更に上を行ってる。


サイドマッケイのなかでも一般的なものはアッパーとソールの接地面が一直線なんですよ。

でも、上の写真を見てもらうと分かる通り、少しつま先が反り上がってるんですよね。

これはデザイナーが意図してやってる着用者にはメリットしかない部分なんだけど、それのせいでサイドマッケイが一気に難しくなる。

なんでかと言うとつま先のとこってただでさえ、丸くなってるからカーブさせて縫わなきゃいけないんですけど、更に上方向にまでカーブしてるから二重、三重の手間をかけて縫ってかないといけない。


まずこれができる人って限られるらしいですよ。

はるかに難しいそうです。

まあ、たかだかスニーカーでこういう感じでつくる人っていないからかな。











IMG_1858.jpg

これはインソールをとった状態なんですけど、サイドマッケイなんで内側までステッチが見えます。

これ見るとフツーじゃないのがまず多少感じてもらえると思う。












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そしてこのヒールの部分。

少し後ろ側に飛び出ています。



なんかね。

これがあるからかな。

履いて体重かけてもらうとすんごいんですよ。

次に見てもらうインソールの影響が大きいのは分かるんだけど、このソールのカタチしてるからか、体の重みが靴の全方向から抜けていくように感じる。










IMG_1863.jpg

もちろんヒールだけじゃなく、トゥ以外は全部そうなってるんだけど、そもそもこの部分がブランドの考え方が大きく反映されてる。


スニーカーに限らず、全部の靴がそうなんだけど、大前提としては全体重を支え、ある程度のアクティブな動きにも対応することが靴には大事。

ファッションの歴史の中でもいろんなスニーカーって出てきたし、新しいものをつくりあげるには圧倒的に難しいジャンルであることは誰にでもわかると思う。

それもただデザインがぶっ飛んで奇抜ということではなく、理に適った新しいもの。


デザイナーはそれを目指して、いろんなスニーカーのアッパーの縫製を解き、芯材の素材感、耐久性やアッパーのパターン、解体して、更にぶった切って、断面の厚み、パーツごとの硬度、屈曲の度合など研究に研究を重ねたそう。



しかも、これまでのヴィンテージスニーカーを決して否定してないから、膨大な量の資料を集め、過去の意匠を考察していったそう。

さっきも言ったけど、スニーカーの製法にはセメント製法だのバルガナイズドやインジェクションやあるけど、それぞれにできること、できないことがはっきりしてるからそこも追究していった。



でね、スニーカーだけじゃなくてレザーシューズのディテールにまで手を広げて、そのクラシックな製法と現代の技術とをスニーカーで融合できないかと考えに考えたんだって。



なんと、完成までにかかった月日は4年。


それだけのことをしてカタチになったの。


ヤバいっしょ。



リウルは他にもモデルは存在するんですけど、全部共通するのはこのアウトソール。



手で持つと重いんですよね。


でもスニーカーを履いて走ることとか、そんなにないじゃないですか。



僕も出張行ってアポの時間が押してるときに渋谷のスクランブル交差点や洒落てる南青山の街並みを猛ダッシュするくらいしかない。


だから、歩行には適度な重さがあったほうが良いということに行き着いたらしいんですよ。





あと、そうそう。






デザイナーは実は以前、ヨウジヤマモトでスニーカーをメインでつくってたらしい。

確か。



もちろん、現在のビジネスライクなヨウジヤマモトではない時期のね。


だから、全てのデザインに考え方や意味がちゃんとあるんですよ。




すごくきちんとしてる。




すごくちゃんとつくってるんですよ。











IMG_1855.jpg

せっかくなので、靴底も。

これにも一つずつ意味合いがあるんですよ。

ヴィンテージスニーカー特有のシンプルなグリップ力のある中央より先の形状。

そして、センターの部分はレザーシューズで見られる半カラス仕上げをイメージしてる。

ヒールはドレスシューズのヒールを。












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これはこのスニーカーの大事な部分でもある、カップインソール。

かかとからつま先にかけての高低差や、メイン素材となる厚みのあるポリウレタン。


このクッショニングは卍。





それでね、この厚みのあるカップインソールをピッグレザーで包み込んでるんですよ。


普通、インソールにレザーを乗っける場合って表面だけじゃないですか。


ありえないんですよ。


サイドまで覆っちゃうとか。


接着が難しいらしいんだけど、そこにも試行錯誤したそうですよ。


履いちゃうと分かんないのにね見た目には。


ただ、厚みのあるカップインソールだと歩行時に音が出るらしいので、それを解消するために包み込んだそうですよ。

これも職人さんとプライマー剤を見つけ出し、レザーとポリウレタンとをくっつけることに成功。













IMG_1865.jpg

シューレースもヤバいから。

このブランド、シューレースまでオリジナルでつくってる。


どういうことかと言うと、現代のスニーカーって靴紐が化学繊維でできてるものって多いんですよ。

それってなんかペラペラに見えるのと、更にはすぐに解けちゃったりするんですよね。


僕もスニーカーは絶対にコットンシューレースじゃなきゃ嫌なんですよ。

ただ、それもただのコットンシューレースってだけじゃ満足できなくて、これもいつも通り研究に研究を重ねて辿り着いた、7.5mm幅のもの。

そして、石川県のかほく市という紐の産地で、打ち込み本数まで徹底的にして、甘くなく、高密度過ぎない、更には適度な肉感を持ったものをつくりあげたそうです。

だから、触っただけでこんな靴紐見たことないのも感じてもらえると思いますよ。











IMG_1862.jpg

まあ、さっきからいろいろ言ったけど、要するにエゲつないスニーカーってことですよ。

デザイナーが全て自分で完璧と思えるものをつくっていった結果のベンチメイド。


だから、ヒールにデザイナーの想いもあり、ベンチメイドと書かれています。











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ライニングも全てレザー。

あと、タンの内側にはこのスニーカーをつくった職人が最後に手書きでサイズ表記の数字を書いてます。

ほんの少しだけど、デザイナーと職人がつくりあげた思いが感じられる部分だと思う。



見た目の好き好きはあると思うんだけど、履き心地は良いものが好きな人がほとんどでしょ。

よほどのドMなら別だと思うけど。



これだけの細かなつくり込みをしているスニーカーだからこそ、当店でも初めての取り扱いとなるので、ホワイト一色のみでの展開。


今まで白いスニーカーって履いたことある人は多いと思うけど、今履いてる人はそう多くないと思う。


この機会に究極の白いスニーカーを是非見てみてください。



もちろん、これだけのプロセスを経て出来上がったものだから、耐久性もピカイチだし、長く履くには申し分ないですよ。




9日(土)より店頭にて販売スタートします。




楽しみにしていてくださいね。




そして、足入れた瞬間、驚いて。



数量限定。





それでは。

















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