こちらのブログで紹介するのが遅くなっていましたが、
DAN TOMIMATSU。
知っている人もいるかもしれません。
このブランド。
心に作用するデザイン
をコンセプトにするジュエリーブランド。
洋服はその日によって着替えたり、スタイリングを変えたりもするもの。
でも、アクセサリーは洋服によって変えることもあるけれども、圧倒的に同じものを付け続けることの方が多いと思います。
特に、DAN TOMIMATSUを代表するUNBOUND(アンバウンド)。
それは、「何かを留めるもの」をテーマにつくられるコレクション。
日常生活で何かを留めるときに使うものをジュエリーに落とし込んだシリーズです。
洋服と違ってずっと身に付けているものだからこそ、それを身に付ける人に何か大切なものを留める(とどめる)ことができるかもしれません。
そのことが心に作用するデザインというコンセプトを最も象徴します。
しかしながら、クオリティも一級品。
今日は、シルバー925で製作されたものを紹介しますが、一般的なシルバーアクセサリーとは全く違うクオリティの高さ。
そして、シルバーアクセサリーでも量産品のものは鋳造(ちゅうぞう)という、型に流し込んでつくるものが一般的なのですが、DAN TOMIMATSUのコレクションは、全て職人、というかその道の達人の卓越した技術による手作業にて製作されます。
もの凄く根気のいる、ウルトラ繊細な手作業。
これが完成した時に、量産品とは全く異なるものとなる。
まずは、これ。
Rubber Band Ring
material/SILVER 925
size/#12.#15.#18先ほど、少し触れたUNBOUND COLLECTIONより。
ラバーバンドリング。
ラバーバンド、輪ゴムですね。
モチーフは。
何かを留めるという機能を持つ輪ゴム。
このリングは輪ゴムをモチーフにしているが故に、手作業でないとできない工程があるのです。

写真では分かりにくいのですが、四角柱を捻って繋ぎとめているのがこのリングの特徴。
そのため、きちんとした真ん丸ではなく、どことなく歪みのあるような円形をしています。
だから、少し細い華奢な線ではあるのですが、肌の上に重なると独特な見え方になる。
この捻って繋ぐ工程がどうしても人の手じゃないとできないもの。
一見すると鋳造物でもありそうな細いリングですが、指に付けたときに感じる絶対的な存在感がある。
このリングに関して言うと、同じ指に重ね付けでも良いかもしれませんね。
そうすると手持ちのリングもシングル状態よりもグッと強さを増すと思います。
そして、このリングと同じブレスレットも。
Rubber Band Bracelet
material/SILVER 925
size/#1.#2.#3.#4この写真を見ると感じて頂けると思います。
少し歪みのある特有の形状。
#1と#2はレディースサイズです。
男性の方は#3と#4が大半だと思います。
メンズのこういったものはいかにもな男っぽいものが多いじゃないですか。
なんか土臭すぎるものがほとんどに感じるんですよね。
このブレスレットはやはり線は細いんだけど、意外や意外。
強さがあるんですよ。付けたときの。
それは素材の良さから生まれるものなんですが、思ったよりも5倍は主張がありますね。
付けてるとすごく特別感がある。
素材の良さは、DAN TOMIMATSUでは絶対に忘れてはいけないこと。
例えば、金属アレルギーの方って18金以上だったか、それ以上のものじゃないと身に付けられないっていうじゃないですか。
でも、これはシルバー925でありながら、イケちゃうんですよ。
というか、この正しく言うとこういったジュエリーで避けて通れない問題がやっぱり金属アレルギー問題だそう。
しかしながら、92.5%の銀はもちろん非常に良いもの使ってるんですが、残りの7.5%は銀歯なんかにも使われるような人体に悪影響のないものが含まれる。
目で見てすぐにわかるようなものではないんですけど、世の中に存在する一般的なシルバー925とは比較にならないくらい最上のものを使っています。
こういったジュエリーは素材の良さが絶対にものを言いますからね。
というかそこが一番重要だったりもする。
そして、それがものとして完成したときに圧倒的な違いとなって現れる。
素材の良さが溢れんばかりに全面に出てるからこそ、この線の細さが成り立つ。
半袖になることが多い今の時期ですが、このブレスレットに関しては冬の上質なセーターの上に乗せてあげるのもサイコー。
まあ、まだ先だけど。
Tape Ring Long
material/SILVER 925
size/#12.#18.#21こちらは同じアンバウンドコレクションのテープリング。
テープということでセロハンテープと思って頂けたら一番馴染みがあるんじゃないですかね。
こちらは先ほどと比べて面の幅が広いので、より主張が感じられると思う。
でも、幅はあるんだけど、気持ち薄く仕上げてあるんです。
だから、全然重くならない。
それがすごく良いバランスなんですよ。
あと、先ほどのラバーバンドリングより当店ではこちらはサイズの号数を大きくして取り扱いをしています。
それは面が広くなる分、着用感が小さく感じるから。
ラバーバンドリングで18号でオッケーだった人でもこちらになると21号くらいが違和感なくつけられるようなサイズ感です。
そうそう、先ほど、シルバー925の話をしたじゃないですか。
当店でもシルバー925だけではなくモデルによって18金や10金のものも取り扱いをしています。
DAN TOMIMATSUは通常展開をしているものもあるんですが、どうしてもサイズが合わない時もあるし、どうせなら違う貴金属に置き換えて身に付けたいという方もいらっしゃると思います。
ですので、常時ご相談頂ければ、例えばこのテープリングロングを18金のイエローゴールドで20号でつくってくれっていうことも可能。
PT900とかもできますから。
スペシャルですよ。
ただ、まあ、先ほどもお話しましたが、すごくシルバーの品質が良いので、充分ですけどね。シルバー925で。DAN TIMIMATSUの場合は。
だって、一般的にシルバー925で販売されているアクセサリーは、そのほとんどがメッキでのコーティングをされてるそうなんですよ。
ほとんどですよ。
それは、やはりシルバーが傷ついたり、酸化して黒ずんだりしてしまうから、少しでもそれを抑えるためのコーティング。
でも、DANは違うんです。
惜しげもなく上質なシルバー925だから、その自然の変化をダイレクトに感じてもらいたい、自分で変化させろって言わんばかりに、全くコーティングなし。
だから、最上のシルバーの変化っていうのをふんだんに楽しめるんですよ。
かなりオーラが出ますよ。
ずっと付けてるともう変えられなくなりますね。
ここまでくると。
こういったもので、それを感じられるのはDANならではですね。
さてさて、
そして、本日ご紹介するのはこちらが最後となりますが、
これは当店で取り扱うDAN TOMIMATSUの中でも最もスペシャルな一点。
DISSOLVE COLLECTION
Coin Pendant Small with Chain
material/SILVER 925
size/ONEDISSOLVE(ディソルブ)という先ほどのアンバウンドコレクションとは異なるシリーズ。
これがまたDANにしかできないの。
エゲつないから。
存在感。
まあ、写真で見るからに違うじゃないですか。これ。
実物はかなり迫力ありますよ。
小さいけど。
でも、まあこのオーラは一定ラインを越えたもののみに宿るものですね。
シルバー925です。同じく。
でも、なんか悪く言うとスカスカに見えるじゃないですか。
これ。
溶かしてるんですよ。
インスピレーションは、何千年も前のエジプト。
ピラミッドの下から見つかった、金の物体から。
多分当時は、純金でつくられたものだったそう。
でも、その中に僅か微量に含まれる不純物が長い長い長い時を経て、金の中から溶け出したそう。
そして、純金のみが残り、スカスカの状態のものが見つかったそうです。
それを現代の最高技術で再現したのがDISSOLVE。
こちらはゴールドのシリーズもブランドでは展開があるのですが、シルバーのほうがより難易度が高いそうです。
何故ならばシルバーのほうが溶解点が低いから。
最初はゴールドのみで展開していた本シリーズですが、最高で最強の技術によりシルバーで完成。
どうしているのかを簡単に。
シルバー925と他の金属とをマーブル状に混ぜ合わせたものを作ります。
そして、細心の注意をはかりながら、ゆっくりゆっくりとシルバー以外のものを溶け出させていく。
そうすることでシルバーのみが残り、このような形状となる。
もう察して頂いていると思いますが、つくる度にどれも違う表情となります。
こちらも完全なる一点物。
DAN TOMIMATSUというブランドの真骨頂でしょう。これは。

この小さな面積から放たれる雰囲気は凄まじい。
それにこれね、
すごく小さな正方形の四角をチェーンとして繋ぎ合わせたオリジナルのベネチアンチェーンなんですよ。
このチェーンもね、
すんごいから。
細いんだけど、付けて鏡見てみてください。
ここまでくるとこうなるんだって。
もうこれ以外、付けられない。
華奢なチェーンなんですが、それは繋がってないんです。
繋がってないと言うと分かりにくいんですが、正しく言うと留めてある。

これ。
わかりますかね。
シルバー925とのコントラストがアメージングなゴールド。
18金の糸。
金糸です。
デザイナーの富松 暖さんは奈良県の出身なんです。
僕も学生時代は4年間奈良で過ごしたんですが、まあ、卒業してないけど、奈良には昔は金糸を製作する技術があったそう。
それはもうとっくの昔に途絶えてしまったものだそうですが、なんとそれを完全に再現したというか、もうつくっちゃってるからその技術を復活させて製作した金糸。
その糸がぐるぐると巻かれ、縫い留められている形状になっています。
この部分が後ろにくるので、後ろ姿でもこのシルバーのチェーンと金糸とが垂れるようになる。
まあ、これに関しては実物を見て頂くのが一番良いですね。
プライスがプライスなので、実物見るのがベストかと。
店頭ではこの他にもバリエーションを揃えて展開してますので、これからの時期のアクセサリーで良いものを探してるような方は是非見てみてください。
それでは。
CASANOVA & Co.
TEL:086-243-5607
MAIL:casanova.co.3129@gmail.com
ADDRESS:岡山県岡山市北区野田3-1-29
HP:
http://www.casanova-co.com/INSTAGRAM:
https://www.instagram.com/casanova_and_co/