こんばんは。
8月に入ったので、本格的に19AWになっています。
インスタグラムでも随時アップしてたりするのですが、取り扱いブランドが多い分、なかなか全てをクイックに上げるのが難しい状況です。
ごめんなさいね。
応援して。
なので、胸いっぱいに秋冬を期待してご来店くださいね。
しっかり揃ってるので。
今日、紹介したいのは今シーズンより取り扱い。
シャツブランドです。
Marvine Pontiak shirt makers
マーヴィン ポンティアック当店は様々なブランドのシャツを取り扱いしていますが、このブランドは異質な存在。
僕自身、シャツを着ていることが多いし、デビューして間もないですが、気にはしていたんです。
そしたら、縁がありましたね。
Marvine Pontiakの特徴は、大きくある。
それは、全てがワンサイズオンリーの展開ということ。
つまり、デカい。
極端なサイジングのものは滅多に着ないし、ルーズなものもそんなに着ることはないんですが、これは別ですね。
なぜなら、大きいのにめちゃくちゃ細かいパターンワークでできてる。
オーバーサイジングなものって言うなれば、体にフィットしない分、誤魔化しが効くんですよ。
自分でもオーバーサイズを着ていないのはそういうこともあった。
でも、Marvine Pontiakのシャツ。
圧倒的に違う。
完全オリジナルのパターンワークでつくられてる。
情報があまり出ていないブランドだし、デザイナーも不詳。
それは、デザイナー自身がそれを希望してるから。
ちゃんといるんですよ。
すごく洋服を分かってる人だし、この人だからつくれたんだって言うのがよくわかる。

全てがマニアックなシャツコレクション。
ブランドタグまでも今では見ることがない紙一重な仕上がり。
人体のことを理解し、トルソーに着せたとき、ハンガーにかけたときは二の次。
着る前のハンガー映えばかりを狙うブランドも多いですからね。
結局着るのが洋服なのに、競争の激しいファッション業界で手に取ってもらいやすくするために、ハンギングの見た目を優先して、着たときの姿が最優先されていないものも現実に存在する中で、よくやってるブランドだと思う。
そして、更に特徴的なのが、全てがコットン100%。
既に洗いがかけられ、タンブラーまで行われている。
つまりね、着て洗ってを繰り返してくれってことなの。
己で着て、素材の表情の増す姿を己でつくりあげて楽しめって考え方なんですよ。
だから、ガンガン着て、洗濯機にダイビングでオーケー。
もちろん、自然乾燥、ノーアイロンの洗い晒しで着るのがベスト。
なんて良心的なんでしょう。

そして、そして、
全てのシャツがウルトラマニアック。
ディテールが凝りに凝ってる。
シャツって昔から存在して、下着だった時代もあるし、今では洋服で必要なものじゃないですか。
その昔からのディテールを残すものは残してるし、現代の「良いシャツ」の条件もバッチリ。
運針も細かいし、もちろん衿やカフスはフラシ芯。
つくりのレベルで言うと文句ないですね。
でも、ハンドメイキングを目指しているわけではない。
現代技術であるマシンメイドの特性を理解し、それも取り入れ、洋服としての完成度の高さを誇る。
ハンドの良さもあるけど、マシンのことを理解したら非常に秀でたものができると改めて感じることになったものづくりをしてる。
まあ、その辺りの詳しいつくりのことは興味ある人には話します。
だから、実物を見てみてください。
当店でファーストで届いたのは3つ。
全て形や生地、ディテールが異なります。
LONG LENGTH SHIRT
color/NAVY
size/ONE最初の写真のがこれ。
ロングレングスシャツ。
その名の通り、長い着丈。
生地はシアサッカーのネイビーですね。
B.D PULLOVER LONG SLEEVE SHIRT
color/RED STRIPE
size/ONEこちらはボタンダウンのプルオーバータイプ。
生地は、ホワイトベースにレッドなんだけど、加えてネイビーのストライプが並列。
よく見るとね。
でも、これがホワイト×レッドのみだったら全然印象違うし、カタチがカタチなだけにただのフェミニンシャツに終わってしまうから、その紙一重なバランスはこのブランドならでは。
生地も他では見ないものばかりですよ。
だから、それも楽しみの一つ。
そうそう。
あと、さっきから置いてる写真を見てご理解頂ける方はいるかもしれないんですけど、このブランドのシャツのパターンメイキングの大きな特徴の一つでもあるのが、肩。
肩の傾斜なんですよ。
皆さんの持ってるシャツと比べても圧倒的に傾きがなだらかだと思う。
これが、着たときに違いを生むんですよ。
大体オーバーサイジングなものは古着からイメージソースがきているものがほとんどだから、それを真似てつくるとこうはならない。
古着って主に欧米のものだから、それを元ネタにしちゃうと日本人の身体には合わないんですよ。
まあ、そういうものがほとんどだから、あまり気にはならないと思うんですが、厳密にはそう。
これが一般的なオーバーサイジングな洋服と違うポイントでもある。
着たとき変わるから。
試してみて。
TAB COLLAR SHORT SLEEVE SHIRT
color/MADRAS CHECK
size/ONEこれは先ほども見て頂いたシャツ。
タブカラーです。
今ではあまり見ませんね。
タブカラー。
ネクタイのノットを立体的に見せるための紳士服ディテール。
それを半袖シャツに搭載。
その組み合わせは見たことなかったですね。
そうそう。
あと、このブランドのシャツ、

これアームホールの写真なんですが、
前身頃と後身頃のアームの付け位置をズラしてる。
全部そうなってます。
これにはちゃんと理由があって、
人間の身体って前に比べて後ろの方が立体的だし、大きいし、
それでいて、手を動かすときって圧倒的に前への動きの方が多いじゃないですか。
後ろの方によく手を伸ばす人ってそういないと思う。
その前への動作、肩の動きの動作を邪魔しない、動きにくくならないような仕様です。
着用者への思いやりの気持ちが溢れてるシャツ。
洗えるし。








普段、めっきりオーバーサイズを着ない僕が取り扱いを決めたブランド。
シャツが好きな人は着てみて。
あと、オーバーサイズが好きな人とかも。
これは違うから。
ちなみにこのブランド、オンライン販売はNGなのでオンラインショップへ掲載することはありません。
だから、直接目で見て、着てみて。
見れば見る程、シャツが好きになってくるブランドだと思いますよ。
明日は岡山は祭りだけど、皆さんのお越しをお待ちしてますね。
それでは。
CASANOVA & Co.
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