もしかしたら、当店を見て頂いている方でもこのブランドをチラッと見たことある人はいるかもしれませんね。
この10月くらいかな?
それくらいから、日本で初めて登場したシューズ。
シューズと言ってもスニーカーですね。
見た目は。
でも、つくりでいうと完全にスニーカーとレザーシューズとの中間。
また、良いもの届きました。
当店より少し早く大阪と東京の店舗さんで取り扱いをしていると思うので、そちらでご覧になった方はいるかも。
AFOURエイフォーというブランド。
珍しくロシアから。
ロシアで靴とかピンと来ないけど、良いものつくってる人は世界各地にいるものですからね。
それをいかに選択するかが大事なワケ。
クオリティはピカイチだし、このブランドに関して言えば、それを紹介してくれた人がアタリ。
ある日、不意に一通のメールが来た。
そこに記載されていたのは、見たこともないブランドの名前。
それが少し光って見えたので、頭の中には入れておいた。
そしたら、一週間か二週間か後で、またまた不意に電話かかってきた。
今となってしまえば、作戦だったとのことを聞いたのですが、まんまとそれにハマってしまったわけ。
で、電話で話をしてたんですけど、話していると何やら様子がおかしいんですよね。
顔が見えないのに感じる、圧倒的なエナジー。
今思えばそれはやはりこのシューズあってこそのことだと思うし、その人自身の後に引けない、もの凄い迫力があったからだったと思う。
で、来てもらったの。
靴の実物を持って。
そしたら、めちゃめちゃに話が前に進んだわけですよ。
いくつかの種類の靴があって、その中に明らかに光って見える種類のものがあった。
つくりはスニーカーではない、しかもその見た目も素材の良さに伴い、ただならぬ高級感を持っていた。
履いてみるとこれまた不思議、これまで足を委ねてきたスニーカーとは全然違う足へのタッチ。
更にソール交換もオーケーで、アッパーのレザーもポテンシャル高そうだし、エイジングも抜群だろう、しかも何よりスニーカーでこの革質は他にはないと断言できる。
そして、そして、極めつけはロシアのハンドメイドスニーカーであるということ。
つくっているのは、ウラジミール。
ロシアでは一般的な名前だそうだ。
日本ではこの10月からではあるが、ブランドではもともとスニーカーでは稀有なオーダーメイドスタイルをとっていたもの。
まるでビスポークレザーシューズかのように足を採寸し、素材を選び、その人の足型で製作するというスタイル。
それをウラジミールと数名の職人で仕上げる。
まあ、僕はロシア語とか話せないし、読めないし、知っていることと言えば過去に活躍したイシンバエワとかシャラポワくらいだし、知識は皆無であるため、もちろん店に来てくれた人は日本人である。
泉さん。
この人の話には引き込まれますね。
泉さんの友達がウラジミール。
友達のウラジミールがつくったシューズを日本に持ってきた。
これ、アタリですね。
引き当てましたよ。
AFOUR
CODE
color _ MATT BLACK
size _ 41.42.43エイフォーのコードというモデル。
先述の通り、全て手仕事によりつくられるスニーカー。
一般的なスニーカーのケミカル感は少なく、クラシックなマラソンシューズのような見た目でありながらも、靴にペラペラな軽薄感がない。
言い換えれば「靴が立っている」
この言葉はまさにレザーシューズで用いるようなワードだと思うけれど、人生で初めてスニーカーに用いることになった。

アッパーはブラックのみ。
そこに使われている革はヌバックレザーに特殊加工を施したもの。
これによりマットな質感となる革質。
もう、正直この時点で一般的なスニーカーを凌駕しちゃいましたね。
EVAのソールは日本では見たことのない類のもので、気持ち厚みがあるから少しボテッとしたようなフォルムですか。
でも、アッパーが縦に立体的なのよね。
これ。
さっき言った靴が立ってるっていうのはこの立体的な形状からそう感じる。

履き口もレザー。
ナチュラルカラーのね。
このコントラストも良く効いてますね。
シューレースに関しては平紐の蝋引き。
これにより、マットなアッパーの革質とも見事にバランスが取れてる。

全体を通してこのマットな革質。
写真でもある程度は伝わるんじゃないかと思いますが、最初は硬さのあるスニーカーです。
革が良いから。
ここもまさにレザーシューズ。
履き慣らす作業は必要ですかね。
でも、スニーカーなんだけど、どちらかというとスタイリングでの使い方はレザーシューズに寄ってると思うので、少しスニーカーが苦手な方とかでも気軽に履いてもらえれば自然に足に馴染みますね。
アッパーのレザーが柔らかくなるのに加え、靴内部のインソールなどもばっちりと足にフィットしてくれる。
履き潰すものが多いスニーカーだけど、これに関しては、レザーシューズ同様に付き合ってもらえたら良いんじゃないかな。
ただ、レザーシューズほど過敏になる必要はないので安心してくださいね。
まあ、長く愛用していけるものであることは間違いないですよ。
アッパーの革質も厚みがあり、きめ細かくしっかり信頼できる。
それを構築するステッチワークも細かいながらも補強する部分は補強してるし、きちんと靴を理解した上で構成されてる。
写真撮ってないけど、ライニングも丁寧な処理がされているし、この靴に関しては文句ないですね。
それもそのはず。
紹介してくれた泉さんがこの靴を自分で常に履いてるのはもちろんのこと、完成したものをいろんな状況下に置いて、来る日も来る日もじ~~っと見てたんだって。
それってすごい大事な工程だと思うんですよ。
携わる人が執拗なくらい見ることによって、最終的に出来上がったものは磨かれるから。
いろんな状況下に置いて何か月も見ることによって、少しでも欠点があった場合は、最初はごまかしきれても、いずれは露呈してくる。
例えばレザーの見た目が良くても革質がクズだった場合は、時間が経過すれば革はヘタってきてしまう。
そんなものだと靴は立ちません。
ウラジミールとの果てしのないやり取りによって生まれた、至極のスニーカーと言えるのではないでしょうかね。




マットなレザーから発せられる鈍い光沢。
過剰ではない見た目の構築と、履くほどに変化する表情。
アッパーに刻まれるシワなども一般的なスニーカーでは体験できないじゃないですか。
スニーカーフリークというよりは、レザーシューズが好きな方のストライクゾーンにハマるんじゃないかな。


で、先に履いてた私物。
まだ、そんなに長い期間は履いてないんですけどね。
皺が少しずつ刻まれても、履いていても、チープ感は皆無。
そうそう。
ちなみに最初は履くとかなり小さく感じるかもしれません。
ただし、そこも1億パーセント足に馴染んでくるので、安心して。
あと、履き心地は気持ち高反発に感じるかな。
他のスニーカーでは得たことのない感じ。
AFOURならでは。
良いスニーカーが欲しい人や良い靴を求めてる方にはすごく良いかもしれませんね。
ただ、クラシックなハンドメイドということもあり、エゲつないほどの足数の限りがあります。
まずは、見てみて。
詳しくは店頭で。
CASANOVA & Co.
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