少しずつではありますが、2019Summerのコレクションが到着してきている山内。
山内のコレクションは、洋服に持たせた重要な部分がインスタグラムの限られた情報量では分かりにくく、ブログで少しでも伝えていこうとこれまでもお話をさせて頂いていたりするのですが、ブログで掲載することなく完売してしまうものも出てきている。
だから、泣く泣くブログでの説明抜きに終了してしまってる現状。
だけど、今日ご紹介するシャツは何とか紹介ができそう。
理由は、入ってきてからまだ2日も経ってないから。
入荷してホヤホヤ。
まだ、運送会社さんから届けられた勢いをそのまま持っているような感じ。
そして、今日意気揚々とブログで紹介しようと朝起きた瞬間から思ってたんだけど、着用写真しか撮れませんでしたね。
また土曜日から少し動いてみる予定なんで、それに時間割いちゃって。
なので、詳細はブログで見れませんが、店頭にて実物を見てみてください。
数日後に細かなこと書くかもしれないし。
というのが、これ。
山内
ノーミュールシングウール・オープンカラーシャツ
color/navy
size/2.3.4
color/khaki
size/2.3.4
color/black
size/2.3.4山内をご存知の方なら既に知ってる人もいる
ノーミュールシングウール。
それを使用したウールニットのオープンカラーシャツです。
ウールでニットというとかなり暑そうに感じるかもしれないけど、灼熱の太陽の下で着るのにすごく適してるのがこのシャツ。
落ち感が強く、サラッとして夏場でもベタつかず着ていて気持ち良い。
だけではない。
サラッとしていて気持ち良いという言葉では片付けられないようなレベルの気持ちの良さ。
もちろんウール特有の防臭性というか、着ていて臭くなりにくい特性もある。
そして、ウールに起こりがちなピリング(毛玉)が着ていても出来ないし、しかも洗っても縮みにくいので家庭で洗える。
すごい。
このウールの糸。
特許を持っている糸。
それくらい独創的なウールの糸なのです。
しかもノーミュールシング。
着ている人にも羊にも良い、社会的に素晴らしい立ち位置にあるオープンカラーシャツ。
それがこの
ノーミュールシングウール・オープンカラーシャツ。
まあ、実物をパッと見ただけでもただならぬ上質さは感じてもらえると思いますよ。
生地表面が自然でありながらも、柔らかに滑らかに光沢を放つ。
非常に生地表面が美しい生地。
あまりにも生地の表面が美しかったから、マイクロスコープで思わず見て見たんですよ。
写真は撮ってないけど。
そしたら、
アメージング。
こんなにウールで美しい糸は僕は見たことがなかったですね。
何も知らされずに見るとこれがウールだとは微塵も思わないくらいの糸。
まあ、あとで個人的なインスタグラムアカウントで載せときますね。
それでね、このシャツは糸や生地だけではないんですよ。
すごいのは。
縫製仕様やパターンワークも山内クオリティ。
軽く専門用語的になっちゃうんですが、
このシャツはニットなんですよね。
それを布帛仕立てにしてる。
テープを縫い代に入れ込んでるんですよ。
山内でしか見たことのない仕様なんですけどね。
ニットだから生地組織もミシンのテンションですぐに歪んでしまうようなものであるのにも関わらず、狂いのない縫製。
生地に負荷をかけず、パッと見たときに服に無理を感じない仕立て。
これも一つのクリエーションだと思う。
だって相反することをやってるわけですからね。
パターンワークも秀逸。
前身頃はラグランなんですけど、後ろは一続き。
縫い合わせのない一枚仕様の背中です。
人間は体の後ろ側の方が大きいし、丸みがある。
だから、洋服って基本的に後ろ側の方が大きく、丸さも出すんですよ。
大きくするのは、ウルトラ単純に考えて、生地分量を多くすれば良いんだけど、
丸みを出すのは立体的にするということ。
つまりは立体的にするのに一番やり易い方法は継ぎ接ぎを入れること。
面倒だけど、小さなパーツをつなぎあわせていくと、丸く、立体的なものはできると思う。
サッカーボールをイメージしてくれると良いかな。
でも、一枚の生地だと綺麗に真ん丸にはならないじゃないですか。
一枚仕立てのサッカーボールってそんなにないと思う。
まあ、あんまりサッカーやったことないから知らんけど。
一枚で純粋な真ん丸をつくろうとすると、どこかに無理が生じてしまうのは想像に容易い。
このシャツはサッカーボールのような丸ではないにしろ、人間の背中、肩、そして稼働に合わせるように立体的な後身頃のパターンになってる。
更にその一枚仕立てだから、落ち感のあるウールが尋常じゃないくらい綺麗にドレープしちゃう。
すごい。
このシャツ。
あとは、洋服が好きな方はすぐにわかるかもしれないですけど、オープンカラーなのに後ろ首のとこだけ台襟があったりとか、オープンカラーの形状とか、もう普通のレベルの服では見られない仕様が溢れてる。
でも、結局その全部が「長く着用できるということ」、「すごく着心地が良いということ」、「ついつい手に取ってしまう洋服であること」につながっているんです。
これこそ、洋服好きが求める洋服の一つだと思います。






山内
ノーミュールシングウール・オープンカラーシャツ。
手に取ってご覧頂けたら嬉しく思います。
それでは。
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