こんばんは。
今日も雨で、気温も下がりましたね。
少し、寒く感じるくらい。
そんな今日ではありますが、今シーズンもイギリスより届きました。
DAWSON DENIMカサノヴァで提案する最高のジーパンです。
今日のこの寒さが吹き飛ぶくらい、アツくなってしまったらすみません。
ただ、そのくらい素晴らしいデニムブランドです。
イギリスのブライトンという街でつくられるDAWSON DENIM
岡山県ってデニムで世界的にも有名な町、児島ってあるじゃないですか。
そこではまず不可能なものづくり。
この現代において超スローなものづくりを続けているブランドです。
ブライトンの小さなアトリエで二人だけの手によってつくられるジーパン。
イギリス人ならではの懐の深さと丁寧に縫われた縫製。
しかしながら、決して縫製が綺麗とは言えません。
それは、二人で「パターン」・「裁断」・「縫製」・「特殊(ボタン付け・リベット打ち)」・「仕上げ」・「出荷」の全てを行っているから。
ただただ、同じ工程を繰り返す、商業的・工業的生産を行う、ライン生産ではありません。
二人の手のクセや思いが独特なムードとなって宿っている、そんなジーパンです。
では、ご紹介します。
REGULAR FIT JEANS
size/28.30.32.34
price/¥45000-
日本でも非常に取り扱い店舗が限られているブランド
その中でもウエスト28インチから取り扱いをしている店舗はないんじゃないですかね。
細目の方でもジャストサイズで穿けるように最も小さいサイズから展開しています。

こちらのREGULAR FIT JEANSはベーシックな5ポケット
ディテールとしては1950年代~1960年代のデニムを取り入れたパターン
しかしながら当店はヴィンテージレプリカショップではありません。
なので、ヴィンテージレプリカデニムのようなディテールではないのがDAWSON DENIM
ジーパン好きな人だったらすぐに分かって頂けると思いますが、主にヴィンテージデニムってリーバイスが頂点とされているじゃないですか。
現存する日本のデニムブランドは多くがそのリーバイスを忠実に再現してつくっているわけです。
デニム生地から、ステッチ番手、ステッチカラー、運針、ディテール、シルエットはもちろん、リベットやボタンの付属に至るまで。
日本人はアメリカへの憧れが強いですからね。
日本のマーケットにはリーバイスに酷似したヴィンテージレプリカデニムが溢れているわけ。
だったら、高い金額払ってでも本物の501XXを穿いた方が良いじゃないですか。って思っちゃいます。
まあ、僕自身もヴィンテージレプリカの畑にいたこともありましたがね。

先程もお話させて頂きましたが、DAWSON DENIMはイギリスでつくられるジーパン。
イギリスって本当に寛大な国ですよね。
サヴィルロウのような老舗のメンズテーラーの様な文化もありながら、ロック・パンク・モッズ・スキンズなどなど社会に反抗する若者の文化も生み出してきた国。
DAWSON DENIMは裾の内側だけ赤いステッチカラーになります。
丁寧に時間をかけて縫製される部分は、サヴィルロウに寄った部分。
そのジーパンの裾の内側という一番端っこの部分に赤いステッチ。
ロールアップしない限りは見えないディテールだけど、ひっそりとパンクマインドを感じる部分です。
こういった多様な文化を生んだイギリスのブランドでないと辻褄が合わない。というか、つくれないジーパン。
何度も店頭でお会いしたことのある方には分かって頂けると思いますが、僕もずっと丸坊主。
もともと長い間、野球をやっていたことも理由の一つなのですが、もう一つは昔イギリスに憧れたから。
とある映画でスキンズの若者を見たこともそうですし、音楽でイギリスに憧れたこともそう。
丸坊主の前はモヒカン。
そして、目が悪く、最近眼鏡をつくったのですが、それもイギリスのクラシックなブランド。
寛大な国ですね。イギリスって。

DAWSON DENIMのディテールの話に戻ります。
ボタンフライの仕様になるのですが、全てのボタンはオリジナルの刻印入り
更に言えば、その取り付けの方法もエグいのですが、写真では伝わりにくいので店頭でお話させて頂きます。
小さなことかもしれないけれど、DAWSON DENIMでしかやっていない、というか、やろうと思わないディテールになります。
そういうの興味ある方は是非、お話させてください。

細かな運針に銅製のリベットもDAWSON刻印入り、オリジナルリベット

そして、恒例の内側チェック。
どうでしょう。
この本当に一切の無駄のない、きれいな内側。
ここで一つポイントが。
この写真を見ただけで気付いた方は、かなりマニアック。
前身頃と後身頃のつなぎ目、ポケット辺りをご覧ください。
そう。
オーバーロックが見当たりません。
ポケットの袋布も通常は本体のデニムと一緒にオーバーロックを施されます。
しかしながら、袋布とデニム、巻き込んで一緒に縫製しています。
破壊的な変態ディテール。
ちなみにポケットの生地も今から70年以上昔の1945年イギリス製デッドストック。
そして、ハンドスタンプ、最後にシリアルナンバーとドーソンさんの手書きサイン入り。

バックは、隠しカンドメ隠しリベット。
そして、ハイパーキレイな内側でしょ。

こちら同じモデルの僕の私物となります。
まだ2年は経ってないですが、超ヘビーローテーション、そして仕事で穿いてます。
更に僕は普通の方より洗濯の回数が多いので、この期間でこれだけに。




やっぱりジーパンの魅力ってこういうことじゃないですかね。
最初のスペックで感動して、共感して、好きで穿いていたら、気付いた頃にはこうやって変化している。
それが、すごく雰囲気良く感じて、それを穿き続けたくなる。
しかも縫製のディテールも生地の特性上もとても丈夫なものだから、特に気を遣わなくて良い。
サイコーですね。
もう一型入荷してますDAWSON DENIM
WIDE LEG JEANS
size/28.30.32.34
price/¥48000-こちらはワイドモデルになります。
1900年代初頭の未だ「ジーンズ」というワードが誕生すらしていなかった頃のものをイメージしてつくったもの
いわゆる「ウエストオーバーオールズ」という言葉でワーカーが呼んでいた時代ですね。

このモデルは非常にクラシカルなディテールと見た目なので、穿くだけで時代が戻ったかのように錯覚。
ウエストはハイウエストですし、シルエットは太いし、シンチバック付いてるし、デニムにしては運針細かいし、完全に今のモノではない感が出ますね。

少し細かいところではありますが、、、
ポケット口のステッチ一つとっても語れるディテールが。
今、一般的につくられるジーパンと違い、、、
ダブルステッチとポケット口の距離が少し離れています。
このわずか3ミリ程度の違いもドーソンさんの狙い目。
更には、コインポケット。
写真では分かりづらいですが、微妙にカーブを描いています。
昔のパンツは曲線が多用されていましたから。
それにコインポケットすらも裏地付き。
尋常ではないスペック。

バックポケットもカーブを描き細かな運針。
もともと1900年代やそれ以前の洋服は細かなステッチが多いのでそれを再現していますね。

シンチバックも付属。
古さ全開。
独特な雰囲気が漂います。
長年穿くとよりオールドな雰囲気が出てくるのはこちらの方ですね。
古くはフランスで生まれ、アメリカで育まれたジーンズという洋服。
そんな洋服をイギリスのフィルターを通し、イギリスのブランドがつくるとこうなるんですね。
まるでテーラーのように細部までつくり込み、裾の赤いステッチのようにときに攻撃的な仕様も施していく。
様々な文化が育まれ、今でもファッションのインスピレーションとして取り上げられるイギリス。
そんなイギリスらしさが詰まったDAWSON DENIMというブランド。
このブログでは伝えきれないほど、見えない部分までつくり込まれていますので、変態さんは是非ご覧ください。
そして、デニム一本に詰め込まれた思いを共感できればなと思います。
それでは、週末もお待ちしております。
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