こんばんは。
当店でも楽しみにして頂いている方が多いように思います。
「山内」
ブランド名が漢字で表記されるということもなかなか珍しく、あまり目にしないのではないでしょうか。
名古屋にアトリエを設け、そこでデザイナーの山内さんと奥さんが中心となり洋服づくりを行っています。
そもそも「山内」と漢字で表記されるのは、今この場で”日本人であるということ”に立ち返り、日本人ならではのものづくりを行っていきたいと考えるため。
「メイドインジャパン」
洋服を買うときに日本製か、はたまた中国製なのかUSAなのか、そこが購入するか否かのきっかけになるという方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、現状では「メイドインジャパン」の洋服が全て良いとは言えません。
そこはもう既にお気づきの方も多いでしょう。
日本でも真摯にものづくりを行う人もいれば、そうではない人もいる。
中国でももの凄い技術と熱意で洋服をつくる人もいれば、そうではない人もいる。
当然ですね。
とまあ、それは事実であるとして、”日本人ならではの洋服づくり”を行っているのが「山内」
フツウの洋服をつくる工程から考えれば、気の遠くなるような作業を経て完成されるのが「山内」の洋服
一着の洋服が完成するまでに、神経をすり減らすような手作業がかけられます。
それは目に見て分かるような部分ではないことも。
服ってデザイン先行じゃないですか。
お店に陳列される洋服でどれを手にとるのかって、まずは見た目が第一の判断材料となると思います。
だから、どうしてもデザインが先行するものがアパレル市場の中心となる。
そして、ブランドとしてメーカーとして生き残っていく為に、デザインと価格という「最も目に見えること」での競争がアパレル市場では繰り広げられている。
しかしながら、僕は洋服ってとても「文化的価値」があるものだと思っています。
一着の洋服を着ることによって、格好良くなるとか可愛くなるとか、自身の理想に近づけるとか、そういった側面もあり、洋服を着るということに置いてはとても大切なことだと思います。
ただ、それだけではない。
洋服を着ることによって、自分自身の「感受性」がとても豊かになっていくのではないかと。
洋服とともに自身の内面が磨かれる。
それは、例えば、映画を見るとか小説を読むとか、美術館に行くというようなことに近い
世の中で頻繁に耳にする言葉で表現するなら「心の豊かさ」ということにも繋がるのではないでしょうか。
と、まあ、服を通じてそこまで考えることはあまりないでしょうが、僕自身はそう言った内面にまで影響を及ぼすような洋服ってとてもステキだと思います。
それこそがこれだけ世界に洋服が溢れる中でも、決して安くはない洋服を着る意味なのではないかとも思います。
そういったところでも「山内」の洋服は着る意味や価値があるのではないでしょうか。
このことは何故、セレクトショップとして「山内」を取り扱っているのかにも繋がってくるのですが。
「山内」の一番の魅力は、着る人の事を想い、手をかけられた洋服だということ。
それは、服として完成してしまうと隠れて見えない細かなところまできちんと行き届いています。
日本人ならではの繊細な手仕事に終始することでつくりあげられる洋服のコレクション。
この2018SSコレクションはまずはコートからスタートしています。



ハイブリッドコットン ミリタリーコートと名付けられたこのコート
30番手という重厚感のある糸で縫われたステッチの数々
歪みや狂いのない美しい直線は目で追っていきたくなります
その強さのあるステッチに反するような生地
まるで化学繊維かのようなコットン100%の糸
風を孕むかのような軽さと滑らかさ
コートの見た目でありながら、着ると全く異なる感覚に陥る不思議な一着に仕上がっています。
せっかくなので、こちらの写真も

このブログでは久しぶりの登場。
僕が愛用するマイクロスコープでこちらの生地を60倍に拡大した物。
はっきりいってコットン100%の生地でこの密度、この糸の細さ、この毛羽立ちの少なさは異常です。
ここまで毛羽立ちの少ない細い糸で高密度に織り上げることは至難のワザでしょう。
日本でも一握りの機屋さんと山内さんが一緒に開発したもの。
この質感には驚き。
生地、縫製、そして向けられた洋服づくりへのベクトル。
本当に真摯に洋服づくりに向き合う「山内」ならではの作品と呼べるようなコートです。
そして、先日、ずっと行きたかった場所へ。

そう。
名古屋にある山内さんのアトリエへ。
名古屋の家を改装し、アトリエとギャラリーショップを隣接させた「山内」の本質の場所。
僕自信、この場を訪れて実際に目で見て、空気を感じることが絶対に必要でした。
そうすることでお店に来店頂ける方に伝えられることもまた変わるだろうと。




白を基調とした無駄のない空間に整然とコレクションが並ぶギャラリーショップ
「山内」の洋服を一点一点見るには申し分ない場所。
隣にはアトリエがあるのですが、そちらは山内さんの意向もあり撮影できなかったのですが、アトリエに入ってみると、とても空気が澄んで、緊張感が漂う空間。
一着一着の洋服と向き合う為の空間は、本当に独特でした。
全神経が研ぎ澄まされるかのような。
経験したことのないような圧倒的な空間。
ここが本質。
といった具合に。
2018SSシーズンも既にスタートしていますが、ここから更に「山内」を楽しんで頂けることと思います。
つくり手の想いが宿るような独特なオーラを放つ洋服。
パッと見てすぐに分かるようなものではありませんが、見る程に、着る程にその服の素晴らしさを感じて頂けることでしょう。
それはきっと、先に言ったような「感受性」を高めてくれる洋服になるかもしれません。
今シーズンも楽しみにしていてください。
それでは。
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