こんばんは。
今週の火曜日から秋冬がスタートしたTAAKK
平日の非常に暑い日にも関わらず、TAAKKの秋冬を見にお越しいただく方が僕の予想以上にいらっしゃってとても嬉しく思います。
今日は、そのTAAKKを代表するものをご紹介します。
それが、
これ。

もう、見てすぐにわかっていただける方もいるのではないかとも思います。
ただ、TAAKKのこちらを見たことのない人は驚きでしょう。
スパンコール。
スパンコールの二面性を利用し、反転することによって異なるものが現れるこのシステム。
ウルトラ画期的。
そして、
異常に変態的。
だって、本来洋服に使われるものじゃないですからね。

2018AWのTシャツ、REAL⇔FAKE
無数に縫い付けられたスパンコール。

だいたいこういうフロントにデザインがあるものって「プリント」が普通じゃないですか。
というか、他になにがあるんだっていうレベルで、プリント以外のモノを考える方はいないでしょう。
TAAKKの森川さんを除いて。

先程のFAKE
反転するとこうです。
REAL
驚きですよね。
文字が変わるの。
そして、この字体、
ヌケ感抜群でしょう。
少し崩れてる。
Rの足の短さとか。
めちゃめちゃイケてる。

指で変幻自在に変えられる。
ついつい触っちゃいますよ。
これ。
僕も店頭に立ちながら、スイスイ変えてます。
あと、今シーズンはベースにフェルトが用いられています。
これまではボディに直接縫いつけるように取り付けられていたのですが、ベースがあることでよりしっかりとした仕様にアップデートされてます。
だから、その分最初は気持ち硬めですね。
でも、着てたらだんだん柔らかくなりますね。
反転具合の話ね。


ちなみに裏側。
ベースのフェルトごと縫い付けられていますので、着たときにゴワゴワするとか着心地には干渉しません。

あと、ブラックボディもあります。

あと、多くの人が懸念するのではないでしょうか。
洗濯問題。
こちら、
洗濯オーケー。
ただ、まあ、洗濯機に投入される方は、一応、裏返して洗濯ネットに入れてください。
あとは普通で構いませんので。
僕も既に何度か洗濯してますが、全然問題ないですね。
デザイナーも洗濯全然大丈夫ですよ~みたいな感じで言ってますし。
まあ、そういう洗濯できるか否かということもそうなんだけど、結局、こういう服って街やどこかに出掛けて行くときとかに着るじゃないですか。
それって日常の行動ですよね。
そういった洋服があまりにもデリケート過ぎたら良くないと思うんですよね。
結局、洋服ってそれ自体にすごく価値があるものも多いと思います。
僕たちが扱っているブランドの洋服もすごく価値があるものだと心から感じ、取り扱いしているのですが、でもそれを買って頂いたとしても着ていただく場は、日常の場面だと思います。
そういう服が一回一回クリーニングとかに出してたら、面倒じゃないですか。はっきり言って。
だから、僕はなるべく洗濯していただけるような服をできる限り、取り扱っていきたいと思ってます。
僕自身よく洗濯しますし。
毎日洗濯機回ってるんですよ。
一人暮らしの男だけど。
まあ、そんなことは置いておいて、
このTAAKKの洋服に関してもそうなんですよね。
TAAKKってパッとすごく目に入ってくるんです。
それはやはりこのデザインだから。
このデザインは振り切っていると思います。
だけど、「ただただ、奇を衒った服」、「前衛的な服」、「ショーピースの服」ではないんですよね。
着る人が「日常で着てもらえる洋服」だと思います。
TAAKKというブランドらしさは強く出ているんだけど、それは決して、街で「浮いてしまう」ということはありません。
それは、デザイナーの森川さんは「デザイナー」だからです。
ただ、目立つ服をつくっている人ではないんですよね。
当たり前だけど。
その人らしいクリエーションと日常で着ることができるバランスを保って服をつくる人が「ファッションデザイナー」ですよね。
まあ、ここからお話することが、僕がTAAKKというブランドを取り扱っている理由にもなるのですが、、
このブランドの洋服は着ていて「TAAKKというブランド」らしさをビンビンに感じます。
アイキャッチーな見た目ですし。
でも、それは表層的なものづくりではないんですよね。
ご存知の方は多いかもしれませんが、デザイナーは超有名ブランドのパリコレクションで洋服を企画していたこともあり、洋服の「根本」や「核心」をすごく知っているんですよね。
日本だけではなく、世界中の超ハイレベルな技術を使って、その職人さんたちがより高いレベルでの技術を求められるようなものづくりを行って生み出される洋服です。
それだから、
「見たことのないディテールを持つ洋服」なんです。
語弊を恐れず言うと、当店で取り扱いをしている「山内」あるじゃないですか、
僕は「山内」と「TAAKK」は全く同じ目で見てる。
完成したときの姿は大きく違いますが、そこまでのプロセスは似ていますし、本当に凄まじいもの。
実際、どうやって洋服をつくっているのかという「ものづくり」の視点で僕は服を見ることが中心なのですが、デザイナーから話を聞くと本当に納得します。
そうやってつくられたブランドの、この目を惹く、、、
「スパンコール」

ヤバくないですか?
マジ卍。
そして、今シーズンはREAL⇔FAKEの他にもう一つ

こちら。
スマイル
まあ、分かりやすく言えばニルヴァーナとニコちゃんマークのモチーフですかね。
僕はこちらを愛用中。
スパンコールのモチーフもそうだけど、このボーダーのカラーリングとピッチに心打たれましたね。
普段からジーパン穿いてることが多いんですけど、頭の中ではグランジしてます。
脳内グランジ。


これすごくお気に入りなんですよね。
高級な服なのにこの見た目。
どっちに見られたいのか分からない感じ。
でも、まあ、着てみるとチープさは微塵も感じられないんですよね。
それはやっぱりこれを形づくる工程や技術が背景にしっかり存在しますからね。当然。
正直、見た目だけの洋服は、価格の抑えられたファッションブランドでもいっぱいあると思うんですよね。
着てみてある程度、サマになる服って安くていっぱいある。
ただ、それはもちろんチープな見た目という前提ですが。
それってどのくらいの期間着るの?って考えたらめちゃくちゃ短いんじゃないですか。
そういう一時期の着るものって後々になにか自分に残るかって言われたら、多くは心に残らないと思うんですよね。
服ってただ着るだけではなくって、それを着ることによって一緒に時間を過ごすワケですし、自分の感受性を高めてくれる文化的要素も持ち合わせていると僕は考えています。
TAAKKももちろんそういう服。

あと、このスパンコールの仕組みって、ものづくり大国、日本ではできない技術なんですって。
中国のある工場だけでしかつくることのできない技術だそうですよ。
すんごいでしょ。
世界中のウルトラレベルの技術を詰め込んでる。
まあ、
長々と「スパンコール」のディテールについて書きましたが、とてもユニークな洋服です。
今日の題材「スパンコール」だけではなく、生地やパターン、全てに職人ディテールが隠されたTAAKK。
いろんな服を着て、周りに周って、遂に3周目に突入した、普通の洋服では満足できない方へ。
きっと、新たな発見がありますよ。
このブランド。
TAAKK、是非手にとってみてください。
それでは。
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