秋冬シーズンということもあり、アウターは特に気合を入れてセレクトしている。
秋冬という寒い時期に半袖で過ごすのは小学生と観光中の外国人くらいだと思う。
防寒という大きな役割を果たす目的を持つアウターはこれからの時期に必須だ。
しかし、ただ防寒だけに特化したものを身に纏うのでは少し物足りない気がする。
だから、デザインという側面、更には希少性なども重要ではないだろうか。
幸い店頭に足を運んでくれる皆様は、そういった部分にまで神経を巡らせている方々が多いように感じる。
だから、満足してもらえるものを。
しかし、一点だけ。
つまりは一人だけの手に渡ることになる。
誰か一人に感動してもらいたい。
お店という立場で日々営業していると多くの方に接することとなるが、こちらはどなたか一人へ向けて。
そう。
変態な貴方へ。
Nobuyuki Matsui
doppel front coat
これだ。
異常なまでのカッティング。
執拗な高級感。
そして、持つ合わせたただならぬオーラ。
まあ、写真ではそこまでは伝わらないだろう。
それは、分かっている。
でも、実物はすごい。
凄まじいのである。
そもそも、Nobuyuki Matsui
デザイナーは服づくりをロンドンで学んだ。
しかし、渡英したのは心理学を学ぶためだ。
そこから、既に変わっている。
異質である。
また、タイムリーなのだが、このブログをご覧の皆様は
"東京ファッションアワード"というものを知っているだろうか。
東京コレクションが行われていた。
確か、先週くらいまで。
はっきり知らないが。
そのときに日本のデザイナーに与えられるアワードだ。
それを受賞した。
これまでもアメリカやイタリアやフランスなどの海外のハイファッションジャンルのバイヤーたちには気に入られていたようではあるが、1月にパリコレクションに出るらしい。
これでより海外での注目度は高まるだろう。
日本は知らない。
現在の日本国内では取り扱い店舗こそ多くないが、ファッションにオタッキーな人は知っているかもしれない。
このブランド。
東京、大阪以外では地方のセレクトショップでは当店以外の取り扱いは現在ない。
なぜなら、数量をつくれないからというのもある。
また、つくり込みがこのブランドも異常だからというのもあるだろう。
このコートもデザイナー自身がデザインからパターン、そして縫うまで全部一人でやったものだ。
当店は、主要都市に位置するわけでもなければ、駅近でもない。
お越し頂くには非常に不便な場所に位置する。
それは自他共に認める。
周知の事実だ。
だが、しかしそんな場所でもこのブランドは知って頂きたい。
だって、
めっちゃ良い服つくってる。
それでは、ディテールをご覧ください。





今シーズンのテーマは
"Doppelganger"
このブランドもコンセプチュアルなので、テーマにしっかりとそったコレクションを発表しています。
このコートで言うとフロントですね。
完全に。
前立てがドッペルしてます。
ちなみに黒く見える毛の部分はアルパカウールです。
あと、重要なところですが、表地はウール87%とシルク13%のオリジナル。
とても雰囲気の強い生地ですよ。
この生地はホントにアメージング。
クラシカルな表情も見せるのに、すんごく個性が強い。
2秒で手間かかった生地だって判断できますよ。

遠くからは見えないんだけど、柄。
あと、ボタンは本水牛のブランドネームの刻印入り。
それを更に、一個ずつ脱色している。
だから、こんな色してるんですよね。
エロいでしょ。


着用方法についてはいくつかあるので、店頭でお話させていただきます。
古典的なディテールも存在し、デザイナー自身の特徴もデザインへ反映された、いろんなものが共存したコートです。
サイズは2
2といっても分かる人はいないと思うので、大体Sくらいだと思ってください。
価格はお尋ねください。
大物がやってきました。
当店の今シーズンの3本の指に入るNobuyuki Matsuiのコート。
詳細は袖を通してから。
ただ、気軽にご試着くださいね。
CASANOVA & Co. HP
http://www.casanova-co.com/CASANOVA & Co. INSTAGRAM
https://www.instagram.com/casanova_and_co/
スポンサーサイト
Comment
Comment Form