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Nobuyuki Matsui 続編





昨日のブログでもNobuyuki Matsuiのデリバリーを紹介しましたが、





今日も。






今日はまた更に凄まじいものを見て頂けたらなと思ってます。






秋冬といえばやはりアウターでしょ。




まあ、毎年アウターを手にする人もそうじゃない人もいると思う。




で、そのどれもが毎回買うたびに長く着るのが大前提で買うわけじゃないですか。




10年は着るとかはたまた一生着るというつもりだったりもする。




それが実際のところどうなるかはそれぞれだけど。



だから、今日はそれだけ気合を入れて選定をするに相応しいアウターを。













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Nobuyuki Matsui
Harrington Jacket
size _ 2


まずはこれ。

ハリントンジャケット。

元ネタがそうなので、どことなくクラシカルな面持ちだと思うこのジャケット。

でも、そこは松井さんがやってる。

昨日に引き続きより一層複雑になるのが今日の洋服。











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ボディは少しメランジ感というか、一色でフラットな見た目ではない生地。

ウールです。

織り上げた後、それを縮絨させてるかな。

膨らみと目の詰まりの両方を感じる生地ですね。











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こんなんなってる。

めちゃめちゃノブユキマツイしてるディテール。

ポケットの露出に加え、片身頃のフラップの追加。











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そして、この白いウール部分。

これはBLUE FOX。

青狐ですね。

フォックスウールということ。

身頃につくフラップの部分はさておき、袖口や首の内側につくフォックスウールの肌当たりは最強。

まあ、チクチクという毛の刺さるような当たりは皆無ですから。

白のカラーリングもボディに対してすごく効いてるでしょ。


黒を使わないモードとはこういうこと。











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裾はフロントはセンターにいくほど長くなる。










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対してバックスタイル。

バックのセンターはえぐられるように削られる珍しいカッティング。

インナーの使い方によってはこの部分も強調できるかもしれませんね。











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内側はこの仕様。

昨日紹介したライニングパンツのキュプラがリアルライニングとして使用。

これも裏地にくるとかなり着易さの向上につながる極上ライニング。

これ以上厚くつくることはできないキュプラだから、裏地としての耐久性は群を抜いてるんじゃないかな。


表の生地ばかりに力を注いで、裏側がおざなりになるアウターって実はまあまああると思うから、着用感はそこで大きく左右される。

あと、何度も着たり脱いだりを繰り返すと思うから、ペラペラでチープなライニングはすぐに擦り切れちゃうこととかもあるかもね。

実はアウター選びで裏地は重要なことなんですよ。


まあ、このアウターなら一億パーセント大丈夫。












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右内にはポッケ付き。











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セットアップ可能。

このジャケットはNobuyuki Matsuiにしては少しゆとりのあるサイズ感ですかね。

秋冬なのでインナーもある程度着れるように設定されてます。

春夏とかはビッチビチのタイトフィッティング多いんだけど。











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この着用写真見るだけでも、難解なのはわかってもらえると思います。

生地の質感も相まってクリエイションが全面に出てしまうような奇抜なアウターには終わらないですね。

パターンワークの立体感もすんごいから着てみて。











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そうそう。

それで、このパンツも。

Ski Trousersって名前なんですけど、さっきのHarringtonのジャケットとセットアップ。

かなり壮絶なセットアップスタイルですけどね。

もちろんパンツだけでもすごく調子良いと思いますよ。

裾にはストラップ付きで絞って履くのがベストですね。













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Trench Coat
size _ 2


遂に松井さん、トレンチコートつくりました。

お待ちかねの。

誰もが知るトレンチコートという存在の概念を大きく覆してくれるんじゃないかな。

人生でそう多く出会うことのない類のコートだと思いますよ。これ。

それくらいつくり込んでるから。


表の生地はワックスドコットンです。

かなりディープなグリーンの。


ハリは強いし、密度が高いのは一目瞭然。

長年着ることによっての変化は大幅に楽しめる。

潜在能力に溢れた生地ですね。











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バックにはトレンチコートに備わるアンブレラヨーク。

でも、形状が見たことない。

このカタチは昨日ブログでも話をしたニットベストのバックデザインと同じ。

つまりは、アンブレラヨークなんだけど、テーラーの内側ヨークしてる。

ちょっとよくわからない人は昨日のブログのベストのとこ読んでもらえたら多少感じ取ってもらえるんじゃないでしょうか。


あと、プリーツも。

しっかり割れてる。










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バックの肩の部分を拡大すると、小さい丸みのあるパーツが切り替えられてる。

そもそもこのコート、肩のつくりはセットインスリーブ。

バックはラグランスリーブのパターンなんですけど、プラスして一枚生地が多いですね。

でも、この生地があるかないかだと全然違うんだと思う。

松井さんが出したいラインが出ないんでしょうね。












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それと、トレンチコートって一般的には、ウエストには同じ生地のベルトが付くじゃないですか。

でもそれとかじゃなくて、レザーロープ。

その先端の処理がこれ。

熱圧着の先端処理。











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右のフロントだけトレンチコートにつくガンフラップがつきます。

このフラップもバックのアンブレラヨークから続きになってる、理解に苦しむパターンワークを行ってます。

凄まじいパターン。



そして、このトレンチコートは本体だけじゃないの。











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これつきます。

ライニングヴェスト。

フロント。









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バック。

本体と同じワックスドコットンに加え、超高密度ナイロンで切り替えられたヴェスト。

このバックの特徴的な切り替え。

これ全部ポケット。


というのもこれはブランドが今シーズンつくるダウンパックを中に入れることができるってシステム。











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もはやライナーベストとは呼べないクオリティ。

あえて古着のミリタリーウェアのライナーのベストを着るっていう抜け感あるスタイルとはかけ離れた出来。

ボタンは水牛釦をブランドネーム刻印してるし、ジップはLAMPOだし、めちゃめちゃ丁寧なパイピング処理してるし、イケるとこまで振り切ったVEST。

ちなみに本体のコートとは首後ろのスナップと脇下のスナップで装着できる。











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もちろん本体の内側の仕立ても充分ですね。

ライナーをとると背抜き仕立てのパイピング処理。

冬にはライナーを取り付ければ充分な保温力はあると思いますよ。

これから始まる秋とか春にはコート本体のみとかベストだけで着るのも良いんじゃないかな。











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最初はバッキバキのワックスドコットンの生地も着続けると素晴らしい変貌を遂げてくれると思いますよ。

エゲつないぐらい複雑なコートだからプライスはプライスですけどね。


まあ、だからこそ長く着ようって気合入れるしかなくなると思います。必然的に。


類似品がないものですからね。

是非見てみてください。







それでは。














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