11月に入ったので、完全に冬モードになるでしょ。
今年もやってきました。
MOTHER HAND artisanマザーハンドアルチザン。
永井さん夫婦が「手横編み機」っていう昔の機械を使って一つずつ手作りするニットブランド。
まず、特徴的なのは上の写真。
ブランドタグですね。
全てのタグに手洗いの方法が記載されています。
ニットって洗えないとかってイメージあると思いますが、このブランドは洗うことを推奨しています。
このタグに書いてある通りにすれば誰でもちゃんと洗える。
確実に。
あと、ニットセーターってチクチクするとかで敬遠する人もいるんじゃないかと思います。
ただ、このニットはその概念は覆される。
このブランドでつくるセーターはチクチク感は皆無。
しかもね、さっきのタグに記載されている方法で洗えば、より一層着心地が向上する。
あり得ないようなことがあり得るニットセーターなのである。
僕も今シーズンで5着目に突入。
マザーハンドアルチザンのニット。
山内の塩縮加工リネンシャツを上回る所有数。
そもそもそんなにニットを着るタイプじゃなかったんですけどね。
このブランドに出会ってからは考えが変わった。
逆に秋冬はニットしか着なくなりましたね。
本当に素材とつくりの良いニットは着ない理由が見つからなくなったの。
あとは、体が求めてるっていうか。
極上素材で保温することを体が必要としてきてますね。
ワガママボディー。
GENT
color _ MUTA(DARK BROWN)
size _ 4.5.6
GENT
color _ NERO(BLACK)
size _ 4.5.6まずこれ。
ブランドを最も代表するのがこのGENT。
ウール75%、アンゴラ25%という独自の混率で導き出したニット。
ウール75%といってもフツーのウールじゃないの。
スーパーファインウールのスーパー100。
つまりは非常に細く長く、しなやかで柔らかいウールを75%使ってる。
そこにアンゴラ。
その素材がすごい。
もちろん、最初から着心地は良いし、温もりもあるし、セーターとしては申し分ない。
ただね、洗濯するの。
それによって、凄まじいことが起こる。
洗濯によって徐々に毛羽立ち、目が詰まり、見た目が圧倒的な質感になる。
それでいて、着心地が最初よりも格段にアップし、温かさも増すんですよ。
それは柔らかなニットが毛羽立ってくるから。
最初ももちろん良いんだけど、着るほどに洗うほどに徐々に徐々に魅力的になってくるニット。
それはもう虜になりますね。
残念ながら。
もうこの世界は知ってしまったら終わりでしょう。
いらっしゃいませ。
こちらの世界に。
VEURNE
color _ NAVY
size _ 4.5.6こちらは先ほどとは別のモデル。
これはさっきのGENTを大きく編みたて、その後縮絨をしたもの。
つまり、極厚ニットということ。
凄まじい保温力。
ユニクロでヒートテックあるでしょ。
温かいんですよね。
あの感じで例えると、これは極暖かな。
まあ、着たことないけど。


思いっきり縮絨してる分、ギュッと目が詰まり、全体的にベタっとした印象。
すごく独特ですよ。
でも、これも充分に変化を楽しめる。
更なる目の詰まりと毛羽立ちを楽しめる。
それでいて、圧倒的な毛の量を使用していることから感じられる独特な明らかに高級な見た目。


このブランドのニットのものづくりは過去にも何度かこのブログでお話をさせて頂いたことがあるので、ここでは割愛。
まあ、減らし目や増し目の作業や端の処理の方法などすごく細かな手仕事をしてあるニットだから、店頭では思う存分にお話しさせて頂きます。
一般的なニットだと袖口や裾などはリブで切り替えられてることが多いと思いますが、永井さんはニットの特性をすごく熟知されているので、切り替えは設けていません。
これに関しては見た目の部分なので、どうしても好き嫌いあると思いますが、それによりこの編地の特性を利用してカーリングを施してる。
着たときに少し独特な抜け感となりますね。
NAMUR
color _ CASANOVA&Co. EXCLUSIVE
size _ 4.5.6これは先ほどと違い、ウール100です。
しかしながら、使用するウールは同じSUPERFINE WOOL SUPER100'Sです。
これは特別なモデル。
まあ、そもそも展示会に行ったときにこのブランドはこちら(店側)が指定したモデルで指定した色でニットをつくってくれるので、いつも特別注文みたいな感じなのですがね。
これは2色のウールの糸が一見するとランダムに切り替えられている。
展示会での話の中で生まれたスペシャルアイテム。
僕も永井さんとは何度も話をさせてもらっているし、自分でも既に何年もマザーハンドのニットを着てるから少しこれまでにないことをしてみたくなったんです。
というより、永井さんがこんなのできますよってサンプル的なのを見せてくれたので、それにヤラれちゃいましたね。
一瞬で心が奪われた。
色の組み合わせは全然異なるものだったし、どんなふうにできあがるか分かりませんよって感じだったんですけど、これは最強であると確信してました。
それが遂に到着。
ニットを熟知した永井さん夫婦でも完成するまで分からないニット。
傑作であり、名作が生まれましたね。





ダークグレーの極上ウールと、ダークブラウンの極上ウールとが不規則に、でもかなり細かく切り替わる表情。
ボーダーでもないし、何か特定のジャンルに入れることのできない柄。
もちろん狙ってつくってくれるんですけど、誤差は出るから全てが違う。
完全なる一点物。
そして、これ裏使いです。
こういう質感が好きな人は避けて通れないと思います。
もちろん、これも洗って着続けられる。
これからがエゲつない程楽しみですね。
ブランドの代表作のGENTよりも気持ちサイズ感は大きめです。
あと柄出しをするために少し太めの糸を使ってるので、少し肉厚になってますね。
これも数量限定なんですが、どれも数量が少ないです。
一点ずつ時間をかけてつくってくれているので。
明日、11月2日(土)より店頭にて販売開始しますね。
是非、見てみて。
それでは。
CASANOVA & Co.
TEL:086-243-5607
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